その643 植物の不思議
植物って、動物以上に淋しがり屋なんだと思うようになった。
その理由は・・・防塵挺身隊で湖岸の清掃をしている場所には、
植物がよく育つからである。
俺たちがゴミを退かしたことで、
太陽光の力が及んで植物が発芽して葉を伸ばす・・・と言う現実を、
目の当たりにしているからである。
つまり、自然界の植物であっても、
物言わぬ植物であっても、
人間との関わりによってより成長するのである。
その証拠がノウルシである。
環境省のレッドデータでは、
準絶滅危惧に指定されている水辺の植物である。
このノウルシが霞ヶ浦では増えている。
それも、俺たちが防塵挺身隊として出動している場所にだよ。
今回出動した美浦村舟子地先の湖岸線で、
その仮説は決定的なものになった。
昨年2月14日に清掃した場所にはノウルシが生えていたが、
出来なかった場所には生えていないのである。
この場所が去年、清掃した場所だ。
で、この先350mを越えると、ノウルシがないのである。
ってことは、俺たちが来るのを待っていて、
清掃活動を終えるとニョキニョキと生えてくる・・・面白いもんだ。
でもね、今年は残りの650mも制覇したから、
来年は生えてくるんじゃんばいかな?
という希望的な感想を言って・・・本日、これまで!