罵州雑言

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その654 魅惑的なファイトは危険ドラッグ!


 

 

昨日の風も凄かった。

ここ数日、連休の間は強風に苛まれた。

穏やかだと思われた5月3日だって、

突風にテントが飛ばされるかも? と言う風が吹いた。

思う存分に釣りが出来なかったろうね。

ああ、残念!

 

でもね、俺が今、夢中になっている釣りは、

強風歓迎の釣りである。

強風にあおられたシラウオが、

接岸すると爆発する釣りだからである。

 

強力無比なファイトがその釣りの面白みである。

また、死力を尽くしたファイトがその釣りの侮れない凄さである。

もう、往生しろよ・・・と言うと、バスの場合は言うことを聞いてくれるが、

アメリカナマズはそんな言葉を無視して暴れまくる。

文字通りの、暴れん坊将軍である。

って、どこに文字通りがあるんだ・・・の突っ込みはやめてね。

 

 

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こんな状態でも釣りが成立する。

俺たちが想像る以上に、魚たちは水の中では天下無敵なのである。

波に翻弄されるのは、大気中の酸素が必要な人間で、

水中の酸素を取り込むことのできる魚たちにとっては、

こんな波如きは屁でもないらしい。

やはり、郷に入りては郷に従えであるな。

 

 

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で、こんなシーバス的な波の状態であっても、

アメリカナマズは平気でルアーに襲いかかるのである。

アメナマの泳力は半端ない。

だからファイトももの凄いのである。

 

波打ち際で掛けた40cm級はまず寄ってこない。

波の力を利用して右や左に走り回るので、こちらが右往左往する。

もし、あなたが60cmを越える獲物をヒットさせたとすると、

ランディングまでに、

恐らくバスの数倍の時間を費やすことになるだろう。

 

バイトも強烈で、

ルアーをひったくるようなズドーンと言うバイトだ。

もちろん、コツコツとか、コッツンとかの小さなバイトもあるが、

概ねズッドーンとかガッツンである。

アメリカナマズの泳力が為す業であろう。

 

このファイトに痺れてついつい通ってしまう。

今の霞ヶ浦で確実に一尾を釣ろうとなると、

アメリカナマズに頼らざるを得ない。

が、そのアメナマのファイトが筆舌に表せないほど強烈なら、

これはこれ相当な魅力である。

まぁ、一種の危険ドラッグ的な釣魚だと言えるかも?

 

 

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