No.28 チドる
このところ、ルアーの英訳にハマっていましたが、
訳していくうちにカタカナで表現される言葉によく出会います。
多くは和製英語で、
代表的なのが「エレキ」とか「ノーシンカー」とか
「ワンド」とか「ピンスポット」などです。
でも時々「これってアメリカでも使われてんじゃね?」という言葉に出くわします。
「ショックリーダー」とか「ボイル」とか「リアクションバイト」などです。
全部、一般的に使われています。
「リアクションバイト」などはまるっきり和製英語っぽいですが、
アメリカでも普通に使われています。
一方、ラリー・ニクソンが衝撃を巻き起こした「ポンプリトリーブ」は
実はありそうでないのです。
「ポンピング」はトローリングなどで使われますが、「ポンプリトリーブ」はあまり使われません。
上手い言葉ですけどね。
英訳を進めていくうちに「チドる」という言葉に出くわしました。
これはアメリカでは言わないだろうと思っていたら、
その通りでした。
千鳥ですからね。
「チドる」はいろいろな言葉で英訳されていますが、
DART や ERRATIC ACTION などが一般的です。
でも、どっちも「チドる」にベストな言葉ではない感じ。
DARTはミノーなどが「ダッ、ダッ」と横滑りする感じだし、
ERRATIC ACTION は「いらつくアクション」という雰囲気だけで、
動きに具体性がありません。
んで、しばらく調べていると、
困った時のKVD。
ナイスな言葉で「チドる」を説明しています。
それは
↓
↓
↓
↓
KICK AROUND
サスガです。
あちこち蹴りまくる。
これなら確かに「チドる」というイメージです。
やっぱりBVD よりKVDですね。
さて私は今夜、どこの街でチドるのでしょうか?
んズガーン。 そりでは。