WBSカスミプロクラシック26
第8位 蛯原英夫プロ クラシックレポート
プレスアングラー:柏木健作
最終戦は天国と地獄な結果だった蛯原選手が、クラシックどのように展開をしたかレポートさせていただきます。
今回結果だけ見ると、初日と2日目ともに2本ずつの合計4本のみのウェインでした
しかし、いずれも5本を取れるチャンスはあっただけに残念な結果でした。
今回の蛯原選手がクラシックに向けてプラクティスで掴んでいたのは、寒さに強い場所ということ。
経験豊富な蛯原選手は、過去の経験を活かしてとあるキーワードの絡むエリアに相当自信があったようです
初日はスタートして5分後に1本。
すぐに移動してバラし後に1本。
とにかく自信のあるエリアをランガンしていきます。
しかもとにかく丁寧に狙います。
琵琶湖がホームグラウンドの私には、信じられないレベルで緻密に丁寧にキャストされていました。
余裕のキロフィッシュをフロッグでバイトさせながらも、フックアップ出来ないこと。
ミスバイトを再度バイトさせても、ロープに巻かれてバラシなど、運にも味方されませんでした。
初日私が感じたキーワード
・場所を絞り込む
・丁寧に狙う
・入り直す
・自信のあるルアーを使う
このキーワードを2日目も朝から展開。
初日魚の反応があった場所でも、複数回入り直す事。
投げ直しも多数。
どれだけその場所にコンフィデンスを持ってるんだ? というぐらいブレない展開でした。
特に明らかにデカイ魚をミスした時は、私も声が出るほど狙い通りの場所に的確にルアーを通す。
霞の剛腕などとイメージされる蛯原選手ですが、これほど繊細に緻密に丁寧に狙うんだと驚かされました。
結果的には前記の通りに、2本で終わりました。
それで最後に最も驚いたことをご紹介させてます。
それはルアーを船に搭載する量が物凄く少ないことです。
琵琶湖の私の1/5程度でした。
それほど、絞り込んでいるってことの現れだと感じました。
トーナメントですから、たらればは無しですが、運にも味方されなかったことが悔やまれます。全ての魚を持ち込めたなら優勝もありえただけに・・・
来年はボートも一新されるので、さらなる飛躍と活躍をご祈念しております。
2日間、色々お気遣いいただきありがとうございました。