JLBA第1戦 レポート


6月28日(日)、新利根川・松屋ボートを会場に、JLBAオープントーナメントが開催されました。

当日は検温、アルコール消毒、密を避けて、新型コロナウイルスの対策を万全に行ったうえでの開催です。

J.L.B.A.は、女性が楽しめるバスフィッシングの大会です。

この大会をきっかけに、女性アングラー増加の一助になり、さらに岸の釣りから一歩先の釣りをたくさんのアングラーに経験してほしいとの思いで開催しています。

そのため当大会は、チームに一人でも女性がいれば、ボーナスウエイト500gが最初から付与されるため、結果ゼロにはなりません。

また、今回は女性だけに配布されたハンドタオルの参加賞など、女性が優遇された大会になっています。

さて、大会日二日前の段階では、くもりの予報で、絶好の釣り日和だったはずの当日。

しかし前日に予報は一転、当日は一日激しい雨が降るなか開催されました。

エントリーしたのは24チーム。

厳しい状況下での大会となりましたが、ちょうど半数のチームがウエイインしてくれました。

当日参加していただいた皆さん、お疲れ様でした。

女性優遇といっても、男性同士のチームももちろんご参加いただいています。

その中で、1370gというビッグフィッシュを釣りあげたのは、上位5チームのなかで唯一男性同士のチームだった吉澤晃・若杉正友チーム。

お昼近くに強風とともに雨が強くなった頃、一旦上流へ向かっていた吉澤・若杉チームは、安全を考慮して会場のほう、下流へと戻っていこうとしていました。
「下にくだるなかで、途中船が係留されている近くにアシがあり、そこに寄ってみました。カットテールのダウンショットをアシ際に落としてみたら、ロッドのティップが入って… それがいいサイズでした」と語る同チームでした。

 

続いて、2本を持ち込み、ボーナスウエイトを加算しトータルウエイト1530g。
3位入賞となった長葭友宏・井澤優希チーム。

朝イチは妙岐水道までいき、ずっと妙岐を狙っていたという同チーム。
「朝イチ早々、パートナーがスモラバでかけたがバラしてしまいまして。そのあとなかなかアタリがなかったので、ビッグベイトに変えてそれで2本キャッチしました。ナマズの猛攻と、その後度々掛けるが手前でバラしてしまうことが多かった」とコメントしました。

 

2位は、昨年優勝した山崎 亘・新島綾子チーム。
2本を持ち込み、ボーナスウエイトを加算しトータル1680gでした。

朝からスノヤハラのタイフーン側のアシを狙ったという同チーム。
「最初、フロッグで出たんですが、取り込む前にバラした。そのまま流しながら目当ての妙岐まで行き、そこではエビをイメージしてスリムセンコーのジグヘッドワッキーで一本キャッチしました」とは山崎選手。

「ベビーファットイカでアシの際を狙うように心がけました。一本は取ることができましたが、あとはキャットかバスかわからないアタリがたくさんありました」とパートナーの新島さん。

普段から新利根川には通っているふたり。なんとなく状況把握はできていたが、今日は激しい雨のなかで、一日やりきれなかった… と話していました。

 

2本のウエイト1350g。ボーナスウエイトが加算され、1850g。
見事優勝を飾ったのは、上野陽介・上野雪絵チーム。

惜しくもリミット(3尾)は揃わなかったものの、2本ともナイスフィッシュを持ち込み優勝されました。

「メインエリアはスノヤハラ。この天気なので本当はトップなんだろうなとは思いつつ、自分はトップは好きではないのでシャローカバーを撃ちたいと思い、水がいいところを探した」という。

しかし「水の状態はどこも同じような状態だったので、できるだけえぐれている場所を選んでドライブクローラー4.5インチに2.2gのネイルシンカーのネコリグでひたすら撃ちました」と上野陽介さん。

結果、9時~10時ぐらいに一本キャッチ。昼近くになり雨がひどくなったため、もう終わりにしようと川へ戻ってきて、すぐの松屋ボート側のストレッチにあるウッドカバーに同リグをアプローチすると一本追加できたとのことだ。

「雨がひどくなってきて、レインウエアがびしょ濡れになってしまったので着替えて、もう終わりにしようかと思ったのですが、思い直してもう一回出船。最後、奥さんがキャットか何かをドライブクローラーで掛けたのですが、僕がランディングしようとしたときにバラしてしまったのが残念です」と語った。

その奥様は「私は釣りに関しては無知なんで、なんとか主人に迷惑をかけないようにただ参加している感じですが… 最初船酔いしてしまって… 後半治ってきたので、最後まで続けられてよかったです」と語ってくれました。

「自分の好きな釣りで結果が出せたのでよかった」と、最後に語った上野さん。

状況にあわせて個々に休憩を取りながら、無理をせず安全に参加してくれたおかげで、2020年のJLBAオープン第1戦は、無事終了しました。

コロナ禍のため、密は避けようと今回は集合写真の撮影は行いませんでしたが、悪天候のなかでも、みなさん最後の抽選会まで楽しんでいただき、ありがとうございました。

松屋ボートさんよりお米の商品も提供していただき、こちらは女性だけでじゃんけん大会を行いました。

また会場では、水辺基盤協会の紹介も行い、参加していただいた方のなかで会員になっていただいた方もいらっしゃいます。

会長の吉田から、親子で参加してくれた小学2年生の息子さんにも、厳しい雨のなか「頑張った!」と、サプライズでプレゼントを贈る場面もありました。

多くの皆さんによる協力で実現したこのイベント。
悪天候のなかでも、盛り上がり終了できたことに感謝です。

次回は、8月23日(日) 新利根川・松屋ボートさんを会場に開催する予定です。

今回参加した方も、まだ参加していない方も、次回も同じ会場でお待ちしております!

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