KEITECH B Team
赤羽修弥・平川皓也チーム
ぶっちぎり優勝!!
未曽有のタフゲームを釣り抜ける!
W.B.S. Japan Open 2023 SDG Marine CUP
10月21,22日の両日、土浦新港を起点に30チームが参加して行われたW.B.S. Japan Open 2023 SDG Marine CUPはKEITECH B Team 赤羽修弥・平川皓也チームの優勝で幕を閉じた。
天候は二日とも晴れ。初日は北東系の風が強く吹いたが未明から気温は高く、午後になるにしたがってどんどん暖かくなり、爽やかな一日となった。
一転、二日目は風は凪いだが、気温は激低下。朝5時の時点で10℃を下回った。しかし時が経つにつれ気温も上がり、秋晴れの一日となった。
総じていえば両日ともいい天気で、いわゆる「釣り日和」。暑さ、寒さ、激風などとは無縁の穏やかさに恵まれ、釣りをする人間は楽だったが、実は「釣り日和」とは釣れない日並みであることを証明した過酷な二日間となった。
したがって全チーム二日間、悶絶地獄でのたうちまわった。ノーフィッシュ帰着のチームも少なくなく、1本のバスを釣るのに四苦八苦する有様だった。
そんな中で優勝をもぎ取ったのはKEITECH B Team 赤羽修弥・平川皓也チーム。
初日はなんと! リミットメイクで3810gを持ち込み、ダントツトップ。
2位に2kg近い差をつけた。
二日目も参加チーム最多の3本のバスをウェイインし、ウェイトは2200g!!
2位に大差を付けての優勝となった。
同チームの釣りは二日間、シャローのベジテーションを攻め、ケイテック・パドリンビーバーのテキサス、ダイワ・スティーズ・フィネスジグ・タイプカバー+フレックスチャンクSMを駆使して、手を変え品を変えアプローチ。「タイミングやボートボジション、ルアーのフォールスピードがあった時は落ちパクで食って来た」という。
赤羽・平川チームは過去、スーパー・スリー・デイズで草深幸範・川村光大郎チームに僅差で敗れ2位に終わったが、その時はバスが口にしていた鳥を吐き出し、わずか10g差で負けるという悔しさを味わった。
今回の勝利で溜飲を下げたという。
いずれにせよ、6kgオーバーの優勝ウェイトは立派の一言。堂々たる優勝といえよう。
そして準優勝はSDG Marine 210 elite 大藪厳太郎・村崇太チーム。
このチームも二日目のウェイインでは大きなインパクトを与えた。
初日こそゼロ帰着だったが、二日目は2本ながら3855gという驚異のウェイトを持ち込み、しかも2655gという圧巻のビッグフィッシュを見せつけた。
これが二日目のビッグフィッシュ賞、そして二日間トータルのビッグフッィシュ賞を獲得した。
同チームの釣りは言うまでもなく浚渫攻め。
初日は大風に邪魔されたが、二日目は初志貫徹。
まず大藪選手がイマカツ・ミッキーヘッドジグ+ダットカットを西の洲の大藪ブレイクに投入。ボトム付近に落ちた時のバイトを見逃さず2655g。一度入り直した浚渫で村選手が1200gを獲り、3855gというウェイトを作った。
赤羽チームがひょっとしてゼロ帰着だったら優勝という一幕もあった。
そんな破壊力を見せた2日目だった。
3位は二日間、西浦の流入河川 を攻めたエスエス 出村輝彦・川又圭史チーム。
出村選手がヤマセンコー、川又選手がレイドジャパンのフットボールジグ+ケイテック・フレックスチャンクを駆使して初日、二日目とも貴重な魚をモノにした。
そして初日のビッグフィッシュ賞はチーム「おにやんま」小島貴・秋田順二チームの1840gが獲得した。
西浦西岸のウィンディーサイドの風裏に、エバーグリーンインターナショナルのダブルモーション・ゼロダンを投げて獲った。
こうしてW.B.S. Japan Open 2023 SDG Marine CUP の厳しかった二日間は終った。
今回は様々なビッグネームも顔を見せてくれ、大いに盛り上がった。全般的にスローなゲームだったが、それぞれのチームの戦略にはサスガと唸らせるものがあった。
そんな意味では結果以上に内容の濃いゲームだったといえよう。
選手の皆さん、スタッフ各位、お疲れ様でした。