その098 梅雨
いよいよ梅雨の季節だな。
沖縄では5月5日に梅雨入りだって!
早いねぇ。
例年よりも4~5日ほど早かったらしい。
さて、我等が関東地方の梅雨入りだが、
例年では6月中旬であるが、今年はどうなるのだろう?
梅雨は恵みの雨である。
それは稲作に対してだけではなく、生物全般に言えることだ。
コカナダモの花が咲いて花粉が水面を漂うになったのは、
確か沖縄の梅雨入りのすぐ後だった。
水中に暮らしていながら梅雨入りが判るのだろうか?
雨に降られると花粉が沈んで受粉出来ないからな。
もの言わず、水中を漂うだけかと思っていたら、
しっかりと気候の予兆を察しているんだなぁ・・・・・・!
一方こちらはアマガエルのオタマジャクシである。
ケロちゃんベイビーね。
彼等は梅雨の来るのを察してバケツの中に卵を産み、
5月下旬にオタマジャクシが成長し、
カエルになるまでの時間を知っているかのような行動である。
梅雨に入り、鳥や昆虫などに襲われ難い状況下で、
子ガエルを成長させる計画なんだろう。
頭がいいと言うよりも本能的に生き延びる術を知っているんだな。
そんな風に自然の生き物たちの行動を推測していると、
俺たち人間の生き延びる力の弱さを存分に思い知る。
そう、この地上に生きとし生けるものには、
不要な自然現象などないことを再認識した5月下旬である。