その161 危険信号?
今や霞ヶ浦名物にもなったアメリカナマズだが、
一つご注意を!
アメリカナマズを釣ったことのある人なら、
十分にご存じだろうが、コラーゲン風のヌルヌルね、
ラインやルアーについたら取り去った方が無難だよ。
実はこの物質、他の魚にとっては危険信号になっているようだ。
つまり、このヌルヌルが着いたルアーやラインに、
アメリカナマズは見向きをしなくなっちまうんだ。
間違いない! と言う確証を持ったのは、
釣り上げたままの状態、
ヌルヌルがついたままの状態でキャストしたルアーには、
まったくと言っていいくらい、バイトがなかったからだ。
何度も試してみたがこの結果は如実だった。
だから、面倒でも次のアメリカナマズが釣りたかったら、
ヌルヌルをきちんと取ることだなっ。
こんなひと手間を惜しまずにこなすことが釣果に結びついてくる。
それはバスも同様である。
魚のヌルヌルは水中での快適な生活を約束してくれる防護服のようなものだ。
それが密集している水生植物などの中を楽にすり抜けたり、
細菌による感染を防いだりしてくれる。
また、ヌルが取れると寄生虫がつきやすくなる。
魚にとっては防護服のような役目をしてくれるのである。
ヌルは取る……呉ぐれも横着をしないように!
だがね、逆も真なりって言葉通り、ヌルを付けたまま釣りをしていると、
アメリカナマズは釣れないがバスは釣れる? かも知れない。
まぁ、そんな実験したことはないので、誰か試して頂戴!