その180 経験と真実の追求
昨日は久しぶりに朝からお天道様を拝むことが出来た。
雨が降らないと困るけれど、雨ばかり降っているとこれまた困る。
ソコソコが良い。ソコソコでいい。
それにしても朝夕はすっかり地虫の声である。
コロコロだったり、リンリンだったり……。
ああ、普通は地虫と言うと甲虫の幼虫のイモムシを指すけれど、
俺の言う地虫は地面で鳴く虫、バッタ目の昆虫のことだ。
読み方はじむしで、ちむしではない。
ちむしと読むと痴虫になるからね。
2011年、痴虫・松本光弘から60歳の時に還暦ルアーを貰った。
60歳ということで、赤ベースの海馬にアカムシ柄である。
アカムシの黒い頭がドットになって、
バスの目を覆いに欺きそうであるが、未だ使っていない。
何だか惜しくて使えない。
痴虫が還暦ルアーをプレセントしてくれたこの日、
六度九分の行友光からも還暦ルアーを貰ったのである。
シャローでスローに使うクランクベイト……アトムだ。
シャローエリアででっかい爆発が起こるかもしれないが、
こちらも未だ使っていない。
若い衆にはルアーなんてぇのは使ってナンボのもんじゃから、
どんどん使え! なんてぇことを言っているけれど、
言っている俺がやらねぇンじゃ信憑性に欠けるてぇもんだ。
と言うことで、今年は今までいろんな理由で使わなかったルアーを
霞ヶ浦の湖面めがけて投げてみるつもりだ。
そう、それほど多く釣りに行くてぇことでもある。
何事も経験がモノ言う魚釣り……であるし、
経験によって導き出される釣りの真実……であるよ。