その197 試練の季節
先日の霞ヶ浦の水位は1.1だった。
平水位である。
多くも少なくもない水位である。
恐らく、台風16号の襲来に呼応して予め下げると予想している。
ところで、台風16号の襲来はいつだ?
このまま東シナ海を北上して、
大陸で温帯低気圧にでも変わってくれると良いのだが・・・・・・。
とか何とか願っているうちに、熱帯低気圧に変わってしまった。
この季節の心配の常は、毎年のことながら台風である。
特に最近の台風は、大雨をもたらすので怖い。
河川の氾濫や土砂災害など、
雨による被害は市民の生活に大きな打撃を与える。
ここ数年、毎年のようにFish村は水害にあっている。
床上浸水までには及ばないので助かっているが、
ギリギリなこともあった。
水位の上昇はその後の後始末にも一苦労である。
また、現在、稲刈りが終わった田圃では野焼きが行われていたりする。
野焼きがされていると秋の長雨が田圃を伝って河川に流入しても、
それほど大きな影響はないのだが、
野焼きされていない田圃の水が入り込むと、
稲渋の混じった赤茶っぽい水色になって魚たちが沈黙をする。
秋は俺たち人間にとって過ごし易い季節ではあるが、
春の農薬、秋の稲渋と魚たちにとっては試練の季節なのである。
この試練を乗り切って生きながらえたものこそ、
次代を担う魚のである。
だから、大切に育ててあげよう。