その273 クリスマスプレゼント
楽しいクリスマスを迎えたかい?
それとも、クルシミマスだった?
いずれにしてもクリスマスが過ぎるといよいよ大晦日だ。
大晦日と言うと、俺がガキの頃はオヤジの店の大掃除だった。
大きなガラス戸を拭いたり、床の雑巾がけをやったり、
天井の煤払いをしたりなど、子どもながらに手伝わされた。
何故に大掃除が大晦日なのかというと、
前日の30日までオヤジは商売をしていたからだ。
そんなオヤジの習性が乗り移ったのか、
俺もギリギリまで作業を続けている。
で、クリスマスだった昨日は、石岡市まで出張った。
先日開催した第60回防塵挺身隊の報告書を提出しに行った。
片道40kmほどの道程であるが、
通い慣れた恋瀬川のちょい先だから午前中にやっつけた。
で、その帰り道に恋瀬川散策をした。
恋瀬川河口から東浦を望む・・・・・・広大な霞ヶ浦がその先に広がる。
霞ヶ浦大橋をくぐって、
一色線に恋瀬川を目指して走るバスボートが思い浮かぶ。
そう、もう何年も恋瀬川で釣りをしていないなぁ。
何尾ものビッグフィッシュを釣らせてくれた恋瀬川だが、
清掃ばかりでとんと御無沙汰である。
来年はバスボートを駆って釣りに来よう・・・・・・と、思いを馳せた。
この岸寄りに霞ヶ浦導水高浜機場が出来るんだ。
この周辺に15m3/sもの水が流れ込むんだ。
ドッカ~ンと変わるよなぁ・・・・・・この周辺が。
先ずは沈水植物が生えてくると思うんだ。
それもヒルムシロ系の沈水植物だな。
エビモやササバモが生えるんじゃないかな。
次いで澄んだ水の流れによって生じた透明度が、
水底のヘドロを撹拌させてハスやヒシを目覚めさせるだろう。
こうなると次から次にいろんな種類の、
それまで土中で眠っていたいろんな水生植物が目覚めて、
その勢力を伸ばして行くだろう。
植物が増えると、否応なしに魚たちも元気になる。
植物プランクトンが減少し、動物プランクトンが増え、
その動物プランクトンを餌にする小魚たちが増え、
その小魚たちを餌にする大型魚も増える・・・・・・って寸法だ。
一昨日のクリスマスはそんなことを頭に思い描きつつ、
一人高浜の湖岸でニヤついていた。
これが今年の霞ヶ浦からのクリスマスプレゼントである。
楽しみに待っているよ! 霞ヶ浦導水の完成を!!