その279 ワカサギ釣り
先日の霞ヶ浦、すごい人出だった。
ワカサギ釣りの人が大挙して押しかけて来ているんだ。
さながら湖岸は初詣の参道のようである。
それにしてもすごい数の車が並んでる。
そんな押し合いへし合う場所で魚釣りをして楽しいのかね?
俺は嫌だな。
東京の人混みが嫌で茨城県に引っ越して来たって言うのに、
またぞろ人混みの中で釣り糸を垂れるなんてぇことは、
出来ゃしないよ。それはバス釣りでも同じことだ。
人が山盛りいるような場所じゃ釣りをしたくはないんだな。
そこが幾ら釣れる場所であっても、入りたくないんだよ。
それに、そんなごみごみした場所にわざわざ入る神経が理解できない。
魚釣りの楽しみの一つに、
釣れる場所を自分で探すてぇのもある筈だ。
それを他の人が釣っている隣に居座るなんざぁ、
俺には到底無理だな。
この日は防衛庁技術研究所の横の水門が大賑わいだった。
普段は精々2~3台の車が停まっている程度の場所なのだが、
この日は大型車では通り抜けられないくらいに車が止まっていた。
遠目に見た時はなんかの集会かな?
と見間違えるくらいに車が集まっていた。
全てがワカサギ釣り師のものである。
彼等が去った後にゴミがなければ良いのだがなぁ。
ゴミゴミした場所で釣っているから、
多少のゴミは気にならねぇのかなぁ・・・・・・。
そんな料簡じゃ、霞ヶ浦の釣り人として困るんだがなぁ。
翌日にゴミの残っていないことを願いつつ、霞ヶ浦を後にした。