罵州雑言

罵州雑言

その287 無料指導!


 

 

毎日毎日、強風が吹いている。

霞ヶ浦は大荒れである。

まるで荒らぶる神が降臨したかのような荒れ方である。

それでも皆さん、魚釣りに来ている。

頼もしいし、頼り甲斐がある。

 

辛い時期の辛い釣りを経験しているからこそ、

良い時期の良い釣りを堪能できる・・・・・・と俺は思っている。

が、最近の人はそうは思わないらしい。

辛い時は無理しないことですね。

まるで、ジジイのような言い草である。

俺とか、昭男が言うならジジイなりに判るのだが、

20代の若者の言葉ではないな・・・・・・と俺は思う。

 

 

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昨日は筑波山がくっきり見えるほどの西の強風だった。

霞ヶ浦の水面には風にあおられた幾つもの白波が上がり、

まるで白ウサギが跳ねているようだった。

湖岸に立っているだけでも吹き飛ばされそうな風は、

波頭を蹴散らして土手まで飛沫を飛ばしていた。

 

 

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で、いつも笑顔の森谷もこんな顔だったのである。

寒さとペンキ塗りの苦痛で顔が歪んでいた。

一昨日の初ドリルの時は強風の中でも笑顔だったが、

昨日のペンキ塗りでは渋い顔に変わっていた。

でもね、その辛さや厳しさがいつか君の役に立つ。

きっと役に立つ。

そう信じて、今はジッと耐えるんだ。

 

辛抱できる人が少なくなった現代だからこそ、

辛抱できる精神と体力は、人間としてとても重要な要素になる。

少ないものに価値を見い出してくれる社会が必ずあるからだ。

さて、他にも我慢と辛抱を体験したい人がいたら

どしどしお越しくだされ。

当方、無料にてご指導仕るので御遠慮なく!

 

 

 

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