その305 春が近付いている。
昨年の2月6日は雪が降った。
で、小池栄湖にも雪が積もった。
水面は結氷していた。
相当に寒かったのだね。
ところが今年は、2月5日に雨は降ったものの、
雪にはならなかった。
気温が高かったからだろう。
翌日の6日は快晴の天気だった。
ほぼ同じ時期に雨と雪である。
今年の方が、少しだけ気温が高かったということであるが、
小池栄湖の水の色は大きく異なる。
昨年の2月はまだ透明と言えるほどの水ではなかった。
しかし、今年の2月は「見え過ぎちゃって困るのぉ~」である。
この透明度に期待しているのは、
水底に残っている沈水植物の種や殖芽が発芽してくれることだ。
以前は溢れるほどの沈水植物があったのだからな。
それらの種が太陽光に晒されて、太陽光のパワーで発芽し、
繁茂してくれることを期待しているのだ。
もしも願いが叶うなら……小池栄湖に生える在来種の沈水植物を、
霞ヶ浦に戻してあげてそこで育てばいいなぁ。
堤脚水路や流入河川に僅かに残っている沈水植物を、
霞ヶ浦に移植して育つといいなぁ。
その当時には、本湖では生き長らえなかったから、
水路や河川で細々と生きていたけれど、
今になったら生き長らえるかもしれない・・・・・・そんな願いを込めて、
小池栄湖の透明度を見つめている。
そんな昨日も雨だった。
冷たい雨だったが春の雨っぽかった。
春は確実に近づいている。