その308 小さな池から大きな霞ヶ浦を臨む
小池栄湖の横に、
チャー坊池を設置してから1年が経過した。
月日の流れるのは早いもんだね。
あっと言う間に一年が経過したんだよ。
この一年でチャー坊池は見事に変身した。
水生植物が山盛りに育ったのである。
夏から秋にかけては、
トチカガミが水面を覆い隠すように繁茂した。
冬の来る前にそれを全部引き抜き、枯れた冬に殖芽の採集をした。
で、霞ヶ浦在来のトチカガミの殖芽は高浜の湖岸線に植えた。
で、今現在のチャー坊池には、
ガガブタとエビモが冬の寒さに負けずに頑張っている。
でも、以前より力が衰えたのか、水温の上昇に伴うものか、
最近になってアオミドロが勢力を広げている。
こんな小さな池でもいろんな出来事があるんだな。
そう言えば、春から夏にかけてイトトンボが群がっていた。
やはり静かな水面の方がイトトンボは好きなんだな。
そして、流水に生える植物と止水域を好む植物があることも判った。
確かに、こんな小さな池と霞ヶ浦を同一視はできないが、
霞ヶ浦の回りにこんな小さな池が無数にあったら・・・・・・、
そう考えると俺のやっている実験は、
的を外してはいないと思える。
まぁ、自己満足ではあるがね。
一年が経過して、ただ単に年をとっただけではなく、
いろんな経験が出来た。
これからの一年も小池栄湖を取り囲むその環境に注視して行く。
そして、池の名の通り、小さな池から湖を栄えさせたいなぁ。