その365 ちょっと考えて欲しい。
4月18日に開催された防塵挺身隊が無事に終了した。
今回は土浦市蓮河原の湖岸線清掃で、
防塵挺身隊の隊員をはじめとして、
霞ヶ浦河川事務所や霞ヶ浦導水工事事務所の職員の皆さん、
行方市の高橋建設さんにもご参加戴き、24名による清掃活動となった。
朝9時から12時までの3時間に渡る清掃活動で、
拾い集められたゴミの量は可燃ゴミが45ℓの袋に100袋(約400kg)、
不燃ゴミが15袋(栄養ドリンク瓶320本)の他に、
バイクの外装とフレーム、洗濯機の部品、折り畳み椅子、船舶ラダー、
衣装ハンガー、噴霧器、牛乳ケース、幟用ポール、境界用杭、
さらに中型コンテナに半分ほどの流木や竹を回収した。
回収されたゴミは総量で1トンを越えるほどであった。
防塵挺身隊では、毎回400~1000kgのゴミを拾っている。
それは取りも直さず霞ヶ浦の水が健康であって欲しいからだ。
水が健康であれば、魚たちが元気になる。
魚たちが元気にあれば、
俺たちはいつまでも楽しい魚釣りを味わうことが出来る。
そして、安全で安心な水を多くの国民に提供出来ると言う訳である。
が、本末転倒な連中が多くいるのは事実である。
魚や水を守るどころか、汚濁に拍車をかけている連中がいる。
それが俺たちの拾ったゴミの持ち主たちである。
水辺にゴミを投棄すると言うのは、
自らの首を絞めている行為であることに気付かない人が多い。
だってそうだろ、飲み水になっている霞ヶ浦に、
こんなものが投棄されているんだから・・・・・・。
農薬の容器や薬瓶など薬品系の危ないゴミである。
これ一本で数人の致死量が・・・・・・と言うような商品も含まれている。
そんな厄介きわまりないゴミを平気で捨てて行く連中の顔が見たいよ。
張り手の一発も浴びせたい気持ちを抑えて一言。
これ等の捨て去られ、垂れ流された毒物を霞ヶ浦に棲息している動植物たちが、
無毒化にするために彼等の内臓で貢献してくれている。
だからこそ、彼等を無闇に殺すんじゃない。
彼等の手助けを借りて水質浄化を推進する方が効率的なのである。
生態系を守るために・・・・・・と言う大義の御旗を振りかざし、
外来種を殺戮している連中がいるが、
彼等が殺した魚をそのまま放置行く行為こそが、
ゴミの投棄同様なのである。
いや、命を捨てているのだからもっと悪いか!
釣り人の皆さん、「汝、殺すことなかれ!」だよ。
生きたまま逃がしてこそ、次代に釣りを残すための一方法である。
そして、釣り場を守るために釣り人や市民団体、行政が一丸になって、
清掃活動を行っている事実をしっかりと受け止めて欲しい。
おい、そこのお前、ゴタゴタ、グズグズぬかすよりも、
お前らに出来るのかい?