罵州雑言

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その401 子ども釣り教室


 

 

土曜日に開催された子ども釣り教室が無事に終了した。

先週は小物釣りに明けくれた。

霞ケ浦環境科学センターの西の池に千匹の魚、

霞ヶ浦産の魚を入れるために奔走したからね。

 

実は吉田漁協で700匹ほどを賄う予定だったが、

蓋を開けてみれば半分ほどの400匹だったからだ。

足りない300匹を補うために、

阿見町から美浦村、土浦市からかすみがうら市を走りまわった。

が、予定数には達せなかった。

800匹ほどで千匹満願が潰えてしまったのだ。

 

それでも準備の日に100匹ほどを追加して、

何とか900匹までこぎつけた。

これで何とかなりそうだ。

で、試し釣りをした。

入れ食いだった。

ウン、何とかなるよ!

 

 

401fishing

 

当日、天気が少し心配だった。

朝のうちは来館者の足取りも悪く、

今日は暇かもね・・・・・・なんてぇ会話はものの30分で終了した。

子ども釣り教室は相変わらずの人気で、すぐに行列ができてしまった。

子どもたちは魚釣りがしたいのである。

同時に釣り上げた魚を飼いたいのである。

 

釣り上げるまでは教えられるけれど、

魚を飼うのは親御さんの了承を得ないとならないので、

俺たちは推奨してはいない。

それよりも、持ち帰る算段が出来ていないから、

持ち帰りも進められない。

 

こっち方面で酸素ボンベと酸素の供給ができれば、

ビニール袋で持ち帰れるのだがね。

あちこちいろいろ算段したけれど、

断られるばかりで事態が進展しないのである。

 

 

401photo

 

釣った魚をアクリルケースに入れて、

記念写真を撮ってもらうのが精々である。

でもね、この方法で満足もしている。

西の池に入れる魚は全てが霞ヶ浦産の魚である。

以前は釣り上げてそのまま池に戻していたのだが、

傷ついた魚を閉鎖水域に入れておくと死亡率が高まるので、

釣り上げた魚は薬浴をさせてから霞ヶ浦に戻すようにしている。

生まれ在所に戻るってことだね。

 

そんなこともあって、

外来生物法に抵触するような魚は西の池に入れていないし、

移動もしていない。

外来法施行以前の釣り教室(霞ケ浦環境科学センター創立以前)では、

いろんな魚が使えたので、相当に面白かったし、

子どもたちも大はしゃぎだった。

 

いずれにしても外来生物法の施行以降は、

知恵を絞って子どもたちに釣りの指導をしている。

なんてったって縄文人から受け継いでいる魚釣りだ。

俺たちの代で絶やすなんてぇ無様な真似はしたくないからな。

 

 

401gathering

 

今回もスタッフに支えられて無事に開催することができた。

俺一人じゃできないし、俺一人の考えでもない。

スタッフ皆さんの知恵と血潮の結晶が、子ども釣り教室なのである。

そう、釣り人魂だな。

 

さて、次回は8月29日の霞ケ浦環境科学センターの夏まつりだ。

おっと、その前に・・・・・・来週の土曜日は吉田幸二の講演会である。

これまた霞ケ浦環境科学センターで開催される。

御用とお急ぎではない方は、どうぞご来場くだされっ!

 

 

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