その547 日本の漢字
スミスさんのサイト内のフィールド&コラムに記事を書いている。
タイトルは「釣参菩思」である。
本来の朝三暮四は、同じことをしているのにそれには気付かず、
前後の差にだけこだわっている意識の低いことを指す。
が、これを、読み方を変えずに漢字を変えて釣参菩思にすると、
魚釣りに馳せ参じる時は、菩薩の慈愛の心を持って、
釣り場に臨むべきである・・・・・・と言うものに変わるのである。
漢字の力だね。
ところが、我が国の漢字、元々は中国伝来のものである。
そう、つまりは渡来語、外来種なんだね。
それを日本風に変化させて行って現在の日本語があるんだな。
日本と言う国は、古から海外の影響を受けて育ってきた国なのである。
にもかかわらず、外来種は排除しようとか駆除しよう・・・・・・
などと言う最近の風潮は、なんだか俄か芝居の様で嫌だな。
加えて、似非愛国者やまやかし自然主義者の様でもある。
人間がこれだけ自由に動き回れる時代だもの、
いろんな生き物が入ってくるのは防ぎようがない。
だから、せめて平成以降に入って来たとか、
今後入って来そうな生物の規制が大事なのではなかろうか。
環境省が明治で線引きしたってぇの、おかしくないか?
ブラックバスも、バスフィッシングも、アメリカ経由で日本に来た。
アメリカの文化が嫌いってぇ人のせいで、
この魚やこの釣りが叩かれるんなら、
そりゃぁ~戦前の思想じゃねぇかと思う!
でもね、バスフィッシングはアメリカ経由であるが、
日本独自の文化で育まれて行ったのである。
そう、中国伝来の漢字が日本風に変化したのと同様だよ。
そんなバスフィッシングであるが、
相変わらず訳の判らないことを言う御仁がいらっしゃる。
呆れちゃうよ。
でも、まぁ、俺たち釣り人は、釣参菩思の思想で釣り場に向き合うよ。
自分たちの釣り場は自分たちが守る・・・・・・てぇ意識は、
日本の文化を守ると言うことに繋がるのである。
中国の漢字ではなく、日本の漢字を守るてぇことよ!