その634 NPOミズベは11年目、53 Pick Up!は21年目。
誠に嬉しいことに、
第40回霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!・春の陣」への協賛が、
各位より続々と届いている。
「霞ヶ浦を守ろう!」「霞ヶ浦のバスフィッシングを楽しもう!」
そんな心意気が手元に届いているのである。
ゴミのない霞ヶ浦でバス釣りを楽しみたい・・・。
俺たちはそんな単純な思いから清掃活動を始めた。
W.B.S.立ち上げの頃の土浦新港は、ゴミだらけだった。
ゴミだけに限らず、人糞もあちこちにあった。
そんなヤバイ状態の釣り場じゃ釣りが楽しめる筈がない。
スタートはそんな単純なことだった。
思い返すと、そんな思いで20年以上に渡って続けてきたんだ。
「拾うことよりも捨てさせない努力を!」。
なんてぇことを白々しく言う自然保護団体があった。
「釣りがしたいからやっているんだろ・・・偽善だな!」。
と罵られたこともあった。
それでも止めようとは思わなかった。
が、一度だけ嫌になったことがあった。
「水中のゴミまで拾うとバスの付き場が無くなるじゃないの!」。
同じバスアングラーの言葉だった。
後ろから鉄砲で撃たれたような気分だった。
この後、アレコレ戯言を言うのはやめて、
黙々と清掃活動を続けることにした。
2003年の防塵挺身隊の発足である。
現在は「53 Pick Up!」と「防塵挺身隊」の二本立てで、
霞ヶ浦の清掃活動をNPO水辺基盤協会が行っている。
協会の10年間の清掃活動の結果は、
会員で2015年版の年次報告書をご覧になっている方はお判りだろうが、
全国の「53 Pick Up!」が102トン、「防塵挺身隊」が39トン、
合計で141トンのゴミを回収処理した計算になる。
で、今年の年次報告書には、
2015年に回収した霞ヶ浦のゴミ量が載っているのだが、
こちらだと「53 Pick Up!」が2150kgで、
「防塵挺身隊」が約2650㎏となって、
合計で4.8トンのゴミを除去したことになる。
多いか少ないかを競うのは愚の骨頂で、、
活動を続ける限り確実にゴミは無くなっているという事実が大事だ。
年間におよそ5トンのゴミが、
俺たちの小さな活動によって回収されている。
で、10年経ったらさらに50トンってことだ。
ところが、今でも相変わらず霞ヶ浦の湖岸にはゴミは山盛りにある。
だからこそ、5月8日の第40回霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!」は頑張ろう!
少し足を伸ばして、霞ヶ浦のゴミを拾おう!
応援して下さる皆さんがいるんだから!