その649 嫌な渡世!
アッと言う間に4月も終盤である。
今週末から世間一般ではゴールデンウィークだ。
中には10連休なんてぇツワモノもいる。
羨ましい限りである。
まぁ、確かに俺の場合は延々と連休であるがね。
が、給料は出ない。
ボケナスも出ない。
余禄なんてぇのはもう何十年も遭遇していない。
年がら年中休みだれど、金欠である。
まぁ、金じゃ幸せは買えないのだがね。
そう言う点では、金欠だが幸せである。
ゴールデンウィークはないけれど、仲間が集まってくれる。
いやぁ~、マジで幸せだと思う。
ゴールデンウィークの最終日には、みんなで霞ヶ浦のゴミ拾いもするしね。
ミムーがポスターを作ってくれた。
今までのポスターは日釣工が資金を出してくれていたけれど、
コラボしなくなったのでカットカットだ。
いやぁ~、残念である。
20年40回目の記念すべき時だったのにねぇ。
話はコロリと変わるが、美浦や阿見では田植えが始まったね。
いよいよ代掻きのシーズンだ。
田圃に水を入れてこねくり回して苗を植える。
その濁り水が川や堤脚水路を伝わって霞ヶ浦本湖に流れ出る。
魚たちに暫しの沈黙が訪れる。
悪水の流入で口を使わなくなるのだ。
が、第一次産業を守るためには環境なんてぇのは二の次だ。
人間様がオマンマを食えなくなったら困るからなっ。
人間生活に於いては、自然環境なんざぁ後回しなのである。
ところがだ、釣り界の経済を動かしていたブラックバスは、
いとも簡単に特定外来生物に指定されてしまった。
人間生活が第一・・・そう考えたら指定はおかしいだろ!
ブラックバスで生計を立てている人は、ことのほか多いのだから。
ぜぇ~んぶ、ご都合なんだな。
電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、
カラスの羽が黒いのも、チンチン電車が走るのも、
みんなバスのせいなのよ。
理由はどうあれ、バスに罪を押しつければ事が済む。
そんな感じで物事が動いたのだね。
あ~あっ嫌な渡世だなぁ・・・。