その671 生体移植による生物多様性
河川敷などでよく見る草花の中には、外来植物が多々ある。
が、それほどうるさく言われないのは、
メディアが疎いからなのか?
それとも話題性がないから取り上げないのか?
まぁ、いずれにしても目の敵にされる外来生物は、
話題にすることで金になる生物ってことだな。
これはニワゼキショウと言う植物で、
北アメリカが原産国・・・と言うのだから外来種だな。
これなんかはよく見かける花であるが、誰も何も言わない。
おかしな話だ。
外来種と聞いただけで虫唾が走るような人も、何も言わないのだな。
何でだろう? テツ&トモに聞いてみるか!
一方、てっきり外来種だと思っていたアザミは、
在来種だったんだよ。
でもね、これは結構複雑で日本に自生している半数は在来種だが、
残りの半数は外来種と言うことらしいんだな。
こうなると、何が何だか判らなくなる。
つまりは、様々な種が入り込み、多様性を作りだしているってことだ。
国粋主義のように、在来種以外は日本には不要である。
即刻、叩き殺すように!
なんてぇことを言っているとだね、
お前のご先祖様は百済から渡ってきた渡来人だから、
打ち首獄門にするぞ・・・なんてぇ言われかねない。
俺なんざぁ、差し詰めジャワやスマトラから流れ着いた南洋民族だろうなぁ
外来種も含めて、いろんな生き物がいるってぇことが素晴らしい。
ハワイの海には沢山の魚が泳ぎ回っているが、
その殆どが移植された魚であるらしい。
魚が少なかったハワイの海に魚を移植放流することで、
豊かな海が構築されたのである。
俺たちもそんな風に考えようよ。
十和田湖に北海道のヒメマスを放した和井内貞行は、
日本の一つの形を作り上げた大いなる偉人なのである。