その698 心穏やかに!
今週で6月が終了し、7月を迎える。
6月も相当に忙しかったが、7月もそこそこに忙しい。
貧乏暇なし・・・って本当にそうだなぁ。
一昨日と昨日、山梨県河口湖に行ってきたが、
暇そうな御大尽が沢山いた。
久し振りに湖岸を一周したのだが、どこも渋滞だったし、
駐車場はほぼ満車で暇な奴等が多いんだなぁ・・・を痛感した。
オマケに帰路は三件もの事故で中央高速が大渋滞、
いやはやマジで参ったね。
でもね、不思議なことにそれほどイライラはしなかった。
心の中は比較的平安だった。
前日の夜の思い出話の楽しさが心を支配していたからだろう。
25日の夜は、故・林圭一を偲ぶ会が仲間内で執り行われた。
30年ほどの付き合いがある仲間が宮澤岐の湖宮に集まって、
思い出話に花を咲かせた。
相模湖では、津久井湖では、神流湖では、
牛久沼では、河口湖では、芦ノ湖では、琵琶湖では・・・。
各地の釣り場での出来事やハプニングに大笑いしながら林圭一を偲んだ。
本当に素敵な集まりだった。
皆が皆、林圭一が大好きだったからだ。
一途で頑固なところも、研究熱心なところも、
几帳面なところも、義理人情に厚いところも、
革新的なところも、瞬間湯沸かし器的なところも、
斬新な考え方のところも・・・林圭一の全てが好きだった。
彼の思い出話に花が咲いて、
午後4時30分から始まった宴は、午前1時まで続いた。
皆が皆、林圭一の思い出を心の中に秘めておひらきとなった。
常に日本のバスフィッシングシーンに変化を与えた男だった。
プロ契約やメーカーによるチーム作り、アメリカ人プロの招聘、
最新テクニックの導入、釣り具メーカーの設立、生分解の開発、
現場での営業活動などなど、
日本の釣り具メーカーや小売店がすべきことを次々にこなして行った。
企画提案実践・・・本当に凄いアングラーだった。
集まった仲間の全てがその現場を見て知っているから
思い出話が尽きないのである。
また会いましょう。で、また語りましょう。
今朝は心穏やかではあるが、何となくセンチな俺だった。