その716 特定外来生物
新聞を読んでいたらジカ熱が病院内で感染したらしいな。
日本ではないらしいが、いつ上陸するのかヒヤヒヤものである。
間先生には是非、対抗措置や防除に力を注いで欲しい。
つい先日、聴いたばかりの講演を思い浮かべながら、
昨日の新聞に目を通していた。
いろんな事項を知れば知るほど、
人間の命も他の生き物の命もかわりがないことが理解できる。
人間だけ生き延びれば・・・そんな身勝手な考え方では先が見えている。
地球上の多くの生き物たちと共栄共存して暮して行くことこそが、
人間の生き延びる唯一無二の方法なのである。
だからこそ、「来るものは拒まず去るものは追わず」と言う心境、
あるがままの生き方を選択するようになる。
在来種だけ、外来種は全て排除・・・そんな考え方にはなれないのである。
いまある自然や生態系を享受しよう。
いまある状態を壊さぬようにして次代に繋げよう。
人間が作り出した物質は、自然の中には極力残さないようにしよう。
そんなことを考えて、より多くの人々に知らしめて行こう・・・と考えると、
必然的に年配者よりも若者の方が効果的であることに気付く。
ジジイやババアは年齢を重ねている分、
疑い深いので俺たちの声には耳を貸さない。
その割に、詐欺にあい易いのだな。
その真意、俺には理解できない。
そこで、子どもたちにキャスティングの指導をしながら耳元で囁き、
植え付けている言葉がある。
「小さな生き物を殺さない」、「小さな生き物を守る」、
「小さな生き物を可愛がる」・・・こんな簡単な言葉を耳元で発しつつ、
子どもたちを指導しているのである。
また、国立環境研の熊谷先生に教わった
本来の生態系についての講義を実践すべく、野山を駆け巡ろう!
本来の生態系と言うのは人間優先ではなく、
生き物たちは皆が平等であるという考え方だな。
動物も植物も地球上の生き物は、
等しく生きる権利を与えられているってこと。
つまり、命は命って言うことだな。
生態系ってちょっと違った方向から見ると、
在来種と外来種の定義自体があやふやなものであることに気付く。
明治時代以前の生態系を守るために・・・と言うことで、
特定外来生物法が施行されたが、
明治以降に入ってきた外来種によって、
我が国は大いに潤っているのである。
そんな恩にこそ思うべき相手を駆除するなんて!
義理も人情もありゃしねぇ。
恩義も忠義も捨て去ってしまったのである。
全ては当時の環境大臣だった小池百合子のせいなんだよ。
ブラックバスとブルーギルが特別外来生物に指定されたので、
一般時には大いなる誤解を招いた。
そんなことが理由でバス釣りが禁止されたり、
バスのリリース禁止条例や魚場管の委員会措置などが、
発令されたのである。