その813 水生植物基金
霞ヶ浦に水生植物を増やすための活動である。
前にも書いたのだが、NPO水辺基盤協会の三つの事業の一つに、
この水生植物増殖活動がある。
僅か40年前の霞ヶ浦にはまだ多くの沈水植物が残っていた。
W.B.S.がスタートした1990年にもあちこちにエビモが残っていた。
が、2000年頃から霞ヶ浦が白濁化し始めて、
その後沈水植物は無くなった。
霞ヶ浦に沈水植物を戻したい。
昔日の沈水植物いっぱいの霞ヶ浦じゃなくていいから、
所々に沈水植物があり、それに寄り添うような小生物がいて、
命の営みを続けられるような環境を構築したいのである。
もちろん、沈水植物がバスを含めた生物たちに、
好影響を与えることは知っている。
とは言っても沈水植物だけではなく、
底質や湖底構造によって繁茂する様々な植物があって良い。
エビモ、マツモ、シャジクモ、セキショウなどの沈水植物の他に、
アサザ、トチカガミ、ガガブタ、ヒシなどの浮葉植物も欲しいね。
さらには、ガマやヨシ、マコモ、イグサなどの挺水植物もだ。
この様にいろんな水生植物があって、霞ヶ浦の生物相は豊かになる。
もちろん、外来種であっても良いとは思うが、
俺たちが植栽するのはあくまでも在来種である。
在来種を増やすのがこの基金の目的である。
さらに来年はもう一つの計画がスタートする予定だ。
霞ヶ浦で魚を楽しむための水生植物基金にどうぞ、ご協力を!
一口千円で、お一人で何口ご協力下さっても構いませんぜ。
待っているよ~。
マツモの植栽ために、こんな形にしてバケツに繁茂させて、
育ったマツモをバケツから取り出し、
風波の影響の少ない場所に流す。
マツモは根なし草なので、あちこちに流れていって増えて行くのである。
乞うご期待!