罵州雑言

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その851 私は貝になりたい


 

 

映画のタイトルのようだが、ちょっと違うよ。

戦犯が死刑になる映画が同じタイトルだったが、

そのことではないよ。

もそっと広い意味での貝になりたい・・・である。

 

ちょこちょこっと、二枚貝のことを勉強した。

いろんな事が判ってきたねぇ。

特に、二枚貝の水質浄化効果てぇのは凄いな。

ドブガイは1日にドラム缶一本分ぐらいの浄化をするようだ。

シジミは1gで1時間に170mlを浄化するんだって!

恐れ入谷の鬼子母神・・・てぇぐらいに効果的なんであるよ。

だから、霞ヶ浦の水質浄化を計るなら二枚貝の増殖に努めると良い!

 

 

851dobugai

 

851shijimi

 

で、二枚貝が増えてそこに産卵するタナゴやヒガイの類が増えて、

魚たちが増えることで、彼等の内臓による水中毒物の除去が進む。

生き物の内臓って凄いんだよな。

生物に悪影響を与える毒を無毒化してくれるんだ。

これは太陽光の力に匹敵するんじゃねぇかな。

だからこそ、在来種とか外来種とかの分け隔てをするのじゃなくて、

全ての生き物に生き延びるチャンスを与えるべきだと俺は考えるんだな。

 

二枚貝の中に産卵するタイリクバラタナゴやチュウゴクオオタナゴは、

外国から来た外来生物である。

カネヒラやヒガイは琵琶湖から移植された国内移入種である。

どこから来た魚でも、二枚貝は分け隔てなく産卵させる。

これこそが自然の摂理であるよ。

分け隔てしたり、差別をするのは俺たち人間だけである。

そして、過去の歴史を蒸し返して、

あれこれクレームをつけるのも俺たち人間だけである。

 

つくづく人間ってアホな生き物だなぁ・・・と思う。

加えて、自分勝手だなぁ・・・と思う。

だがね、悲しいけれど、これが現実だ。

馬鹿らしいけれど、これが実社会である。

俺は貝のように生きたいなぁ。

どんな魚も分け隔てなく友達でいられる・・・私はそんな貝になりたい・・・。

 

 

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