その858 霞ヶ浦のために・・・。
一昨日、W.B.S.の事務所で助っ人を頼んで更新グッズの梱包をした。
さすがに四人がかりで取り組むと作業は素早く完了する。
さすが人の手である。人の情けであるなぁ~。
ヌクヌクの部屋での作業は無駄話が出来るほどである。
一方、極寒の屋外作業では「寒いよ~。寒いよ~」の連発で、
無駄口を叩く暇もなかった。
いやぁ~、雪の降った一昨日は、今年一番の寒さだったね。
その前が暖かかったから尚更に寒く感じるのかね?
だとしても、相当に寒かった。
なんてったって雪だからな。
その雪の中で寒さを堪えて荷物の積み込みをしたよ。
ンだよ~。
本日の防塵挺身隊の準備だよ~。
今回はジョンボートを使って、
草の上を滑らせながらゴミの回収を行う予定である。
ゴミを拾う場所と袋上げする場所が離れているからだ。
距離にして40mほどある。
40mぐらいならどうってことのない距離であるが、
ヨシ原の中の湿地帯を、ゴミ袋を抱えて進むのは事故になりかねない。
そこで、汀で拾ったゴミは袋詰めにした後、
ジョンボートに積み込んで草の上を滑らせてくる・・・てぇ寸法だ。
そう、写真にあるヨシの海原をジョンボートが乗り越えてくるんだよ。
ボートと言ってもエンジンは付けられない。オールも使えない。
そうなると頼りは・・・ロープである。
あっちとこっちで引っ張り合ってゴミを運び出す予定である。
もちろん、若い人や脚腰の丈夫な人は40mを歩いて来ても良いけれど、
効率てぇことで言えば、ボートに分がありそうだ。
まぁ、この方法は昨年の9月11日に開催した
小さい防塵挺身隊の時に経験済みなので、上手く行くと思うのだよ。
懸案事項はヨシ原が予想以上に湿地帯化していると、
ニーブーツでは水没者が出るかなぁ~ってことだな。
まぁ、それもご愛嬌で毎回泥濘で転んだとか、
深みにはまったなどの事故にはならない程度の事件はある。
防塵挺身隊の活動は、
霞ヶ浦のバスフィッシングを守るための一つである。
何年か前の市民団体の会合のときに、
「貴方たちは霞ヶ浦でバス釣りが出来なくなったら、
清掃活動もしないのでしょ!」と指摘された。
俺は迷わず、「そうですよ。バス釣りの出来ない霞ヶ浦ではゴミ拾いをしません、
バス釣りの出来る場所に移動して清掃活動を続けますね」と答えた。
質問したオバちゃんは、俺にどんな答えを望んでいたのだろう?
「いや、バス釣りが出来なくてもしますよ・・・」。
という回答だったのだろうか?
それ以来、会合であれこれ言われることは無くなった。
バス釣りが出来るから・・・俺たちの活動は続いているんだ。
霞ヶ浦でバス釣りをされる方々、そのことを忘れなさんなっ!
霞ヶ浦の湖岸清掃活動も、常陸川水門への魚道設置運動も、
霞ヶ浦導水事業早期完成運動も、霞ヶ浦自然再生協議会への参加も、
霞ヶ浦水辺ふれあい事業への協力も、水生植物増殖計画も、
今年から施行される5月ルールも、
全ては霞ヶ浦でバスフィシングを楽しむためである。
バスがいたから俺がいる・・・この気持ちだけなのである。