罵州雑言

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その889 受益者負担金


 

 

よくよく数えたら「53 Pick Up!」は42回目で21年だけれど、

1995年2月26日に

WBSによってスタートしたバスアングラーによる清掃活動で、

実際には23年になるんだね。

最初の年こそ、年に一回だったけれど、

翌年の1996年から夏と冬の年二回開催されるようになった。

で、さらにその翌年の1997年から「53 Pick Up!」を冠したのだね。

 

その間にいろんな団体が水辺の清掃活動を、

始めては止めてを繰り返してきている。

いま現在も残っているのは俺の周辺では、

流域市町村の首長が組織する霞ヶ浦問題協議会ぐらいだな。

 

実は清掃活動って誰でも出来る活動ではあるけれど、

継続するとなると資金面や人材面でとても困難な活動である。

つまりは小さな団体では継続することは難しいのね。

では、なぜ俺たちの清掃活動が続いているかと言うと!

 

俺たちが長年継続出来ているのは、

バスフィッシングが好き・・・と言う大きな理由が根底にあるからだ。

バスフィッシングを楽しみたい・・・ただそれだけの理由で、

近在近郷からこの霞ヶ浦の水辺に駆けつけてくれる。

こんな素敵な仲間ってなかなかいないよね。

ましてや、「53 Pick Up!」は参加費を払って清掃活動をするんだぜ。

これは、ゴミの処理費用が想像以上に高額であるからだ。

行政もここら辺りを取り入れたレジャーってもんを考えるべきだと思う。

 

ゴミを出すからって理由で、

キャンプをさせない、BBQをさせない、釣りをさせない、

水辺での遊びをさせないてぇのは、人々の楽しみを奪う行為である。

そんな権利は行政にはない筈だよね。

だから、ゴミの処理費や人件費を利用者からキチンと徴収して、

ルールとマナーを守らせ、その上で楽しんで貰うべきだと思うんだ。

 

湖沼や河川などの水辺をを利用する人は誰も彼も、

利用する者として正当な金額を負担すべきだと俺は思うんだよな。

それが入漁料だったり、施設利用だったり、

ゴミ処理費用であったりするのは当たり前のことだよ。

様々な負担金を払うことで利用できる権利を一時的に手にするてぇことだ。

税金を払っている人がその国に住めて、選挙権を持って、

公共施設を利用出来るてぇのと同じことなんだな。

 

物事を安全に楽しむには、相応の出費が必要なのである。

 

さて、今年も5月恒例の「53 Pick Up!・春の陣」の開催日が近づいた。

WBSのメンバー諸君は、必ず参加するように!

今年からは俺がWBSの頭だものこれを遵守するように頼むよ。

で、万が一、私用や公用で参加できない人は、

参加する人に頼んで参加費を支払うぐらいの支援をお願いしたい。

なんたって、参加費からゴミの処理費用が賄われているのだからな。

「ゴミの処理費用ぐらい協力しますよ」。

そんな思いやりの気持ちをWBSメンバーには持って欲しいてぇことだ。

もちろん、一口一万円の寄付ならなおさらによろしいがね。

 

 

 

写真は1998年8月に開催された「53 Pick Up!・夏の陣」の模様である。

この頃の53コンテナはまだ小さいコンテナだった。

懐かしい顔ぶれがあるね。

 

 

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