罵州雑言

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その909 沈水植物


 

 

先一昨日、釣りに行った。

美浦の大須賀津から木原にかけての湖岸線で、

千切れたオオカダモを多数見つけた。

どこかで生息していて波で千切れて流れて来たと推察できる。

が、不思議なことに新芽以外の葉がないのである。

ほぼ丸坊主にものがあれば、葉の根元だけ少し残っている物もあった。

何故に???

 

 

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草魚が食った?

だったらもっとごっそりと無くなっているんじゃなかろうか。

ザリガニが食った?

それは考えられるが、本湖にそんなにザリガニが生息しているか。

農薬で枯れた?

じゃ、なぜ新芽だけが残っているのだろう。

何故が何故を生み、謎が謎を呼ぶ。

 

 

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でも、どこかに元気に繁茂している場所があるのだろう。

この手の沈水植物は流れ着いた場所で生育できるから、

何とか無事に生育できる場所に辿り着いて・・・と願う。

霞ヶ浦に足りないものは幾つかあるが、

沈水植物もその中の一つである。

 

エビモ、クロモ、マツモ、セキショウモなどの在来植物の他に、

ホザキノフサモやオオカナダモなどの外来植物であっても、

沈水植物が水質浄化に果たす役割は大きいのである。

同時に、沈水植物は水中の小生物たちの揺り籠になっている。

 

NPO 水辺基盤協会では、これらの在来種の沈水植物を増やすために、

水生植物基金を立ち上げて水草募金を行っている。

募金はWBSのトーナメント会場などのイベント会場で行っている。

次回は6月25日(日)のJLBA富士見池バトルの会場となる

北浦の第2富士見池である。

 

一口千円で何口でも募金できるので、

霞ヶ浦の沈水植物を増やす活動に賛同してくれる皆さんは、

是非、この機会にご協力を!

自分たちの手で釣り場の整備を。

 

 

 

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