その927 石積み堤防
阿見町の各樋門前の浚渫が行われている。
台風シーズンに備えて、堤脚水路の水捌けを良くするためだろう。
水路から本湖への水捌けが悪いと水路がオーバーフローで、
周辺の田圃が水没してしまうからである。
人間のための人間の活動、営みであるな。
水門前に堆積した砂を掘るのだが、陸域に積み上げないのは、
放射線物質が混じっているからであろう。
だからって、掘ったすぐ横に積み上げていたらすぐに元に戻っちゃうよ。
でね、積み上げているヘドロ砂を見て驚いた。
貝殻が山盛りなのである。
泥山の中に白く光っているのが二枚貝である。
シジミやカキ、ホタテ、アカガイなどの貝殻を見受ける。
やはり、この地は海だったのね。
もしかしたら、この砂山の中にお宝が・・・なんて妄想は駄目だな。
それよりも浚渫したことで湖沼は改善されるのか?
さてまた、魚が釣れるようになるのか?
俺的にはもう一捻り欲しいなぁ。
例えば、周囲に石積み堤防を作るとか?
そいつで砂の流入を防ぐのさっ。
鉄板のシートパイルを打ちこむのも一方だけれど、
景観が良くないし、環境作りを考えると石積みだろうなぁ。
石積み堤防なら在来外来を含めていろんな生き物が生息出来るし、
何よりも湖周距離が延長されて風波の影響を抑えることが出来る。
今後も石積み堤防が増えるといいなぁ。
粗朶沈消やグリーンネットではなくてね。