罵州雑言

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その955 非日常


 

先週の土曜日は、防塵挺身隊に水路見学、53実行委員会、

そしてNPO水辺の懇親会と過密スケジュールだった。

が、楽しい仲間たちと夢や目標に向かって一喜一憂する時間は、

とてつもなく大きな人生の刺激である。

そこには非日常が存在しているからな。

 

非日常と言えば、バスフィッシングこそまさに非日常である。

日々刻々と変化する自然状況を把握し、魚たちの動向に全精力を傾ける。

まさにお魚になった私・・・になるのである。

つまり、仮想水中生活者ってことだな。

 

その仮想水中生活者が集まって、現実水際清掃を行った。

で、現実の厳しさを思い知ったのである。

なんたって水際のゴミは、枯れ葦や流木などの自然のゴミではなく、

その殆どが人間の排出している人工的なゴミだからである。

 

 

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そんなゴミを湖岸から拾い上げて、軽トラックで運んで、

下ろして、可燃と不燃に分別して、

さらに袋詰めにして市町村に回収して貰っている。

 

 

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昨日のゴミは雨に濡れたゴミだったので、汚いし重いしで散々だった。

でもね、こんな努力を積み重ねているからこそ、

バスアングラーが悪く言われない。

正義は俺たちにあるのだ。

 

 

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この流木も人間が排出したゴミである。

霞ヶ浦の沖にある粗朶沈消が風波で破壊されてその残骸なのである。

本来の霞ヶ浦にはあってはならないゴミである。

その横のタイヤなんざぁ、持ってのほかだな。

 

ゴミ拾いをしていると、確かに釣り人が残していったであろうゴミがある。

でもね、そんなものは全体の1%にも満たない。

ゴミの多くは流域住民が不法に投棄したゴミなのである。

流域百万人の意識を変えること・・・これは誰かにお任せして、

俺たちは変わらずにゴミを拾い続けよう。

 

 

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