その997 水が動く、太陽光が当たる。
あと3号!
子どもの頃、3回残しがあると、
アトミック・・・なんてぇことを言ってはしゃいでいた。
※ミスター・アトミックとは、力道山時代のプロレスラー。
http://www.showapuroresu.com/bio/mi/mr_atomic.htm
いよいよ、近づいていきたよ、千号満願が!
やがて来る千号満願号をどうぞお楽しみに!
さて、さて、寒い日が続いているのだが、
霞ヶ浦の湖畔には確実に春が近づいている。
水中の生き物たちが動き始めているぜ。
水色の変化がその第一弾だな。
植物プランクトンが動き始めた・・・てぇことだ。
浅場の水温が温み易いエリアで植物プランクトンが増える。
そいつを食べに動物プランクトンが寄って来る。
さらにはその動物プランクトンを食いに小魚たちが集まるてぇ寸法だ。
産卵で接岸する魚たちもいるが、
小さな魚たちは太陽光の暖かさに誘われて、いち早く動き出すんだよ。
先日の定点観察で採捕した生き物たちも、春の陽気に誘われたのだろう。
よくぞこれだけトレー(捕れ)たねぇ・・・トレーだけに!
水温が5℃にもかかわらず、水中の生き物たちは動いているんだねぇ。
やはり、日照時間の延長が彼等に春を感じさせているのだろう。
野生の動植物の体内には、
太陽時計が内蔵されているって話は良く耳にするが、
まさにその実証のような生き物たちの捕獲量である。
そう言えば、水があまり動かない土浦新港でタイヤを水中から拾い上げた時、
タイヤの中に大量の魚やエビがいた。
水が動かないから魚たちが活発ではないんだな。
この時、元の水に戻した生き物の数は数百だったと思う。
それほど大量の魚たちが、引き揚げるタイヤの中から逃げずにいたんだ。
つまり、土浦新港の魚たちにとっては、まだ冬・・・と言えるのだろう。
流れる水と太陽光が作り出すダイナミクス、今年は水路で体験できそうだぜ。