罵州雑言

罵州雑言

019 看板作り


 

そろそろ水路の定点観察に行く時期なのだが、

体調不良・・・と言うよりも倦怠感が身体中から溢れており、

家から出たくない症状だ。

書類整理&提出が迫っている・・・てぇこともあるが、

本当にこの時期はPC仕事が多くて嫌になる。

 

看板作りは遅々として進まない。魚道作りは尚更である。

心が負けているな。

こんな時は負けないように巻くべきだ・・・と思う。

クランク投げに行こうか!

その帰りに水路の様子も見に行こう!!

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

俺の作った看板を武江水路監督たちが立ててくれた。

やはり、注意書きだけの看板よりも良い感じだな。

それと、看板があることで手入れをしている・・・てぇ風が出るね。

よか、よか、よかチンチン!

なんのこっちゃ!?

 

ヨコエビの看板であるが、そう言えば先日の防塵挺身隊の時に、

誰かが拾い上げた発泡スチロールの弁当容器にヨコエビがいた。

分別番長の夕夏ちゃんに、

「これがヨコエビだよ!」と言って見せてあげたら、

想像していたのとだいぶ違ったようで驚いていた。

人間が排出した外来ゴミの中でも、

自然の生き物たちはそれを利用して逞しく生きているんだなぁ・・・と思った。

 

でもね、発泡スチロールやビニール類は化学物質である。

自然界にはない物質である。

同時に自然界では分解できない成分で出来ている。

ヨコエビは落ち葉などの有機物を食べてこれを分解している。

また、魚たちの餌になっている。

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

つまり、水中の濁りの原因となる懸濁物を食べているのだ。

自然界の縁の下の力持ちてぇことだね。

或いは、自然界の礎てぇことだ。

小さな身体で自然界を支える秘められた力を持っているんだ。

面白いねぇ。素敵だねぇ。

そんな彼らでも分解できないのが人間が排出した化学物質である。

 

こうして様々な生き物が蜘蛛の巣の様に絡み合って繋がっている。

それを人間が不用意に断ち切っているのが、

自然界へのゴミの投棄や自然の生き物たちへの殺戮である。

そんなことを学び覚えたのがこの看板作りであった。

 

さぁ~て、次はどんな生き物看板を作ろうかな。

 

 

そんなことを思っていた矢先、

水路で発泡スチロールに入れて捨てられた死んだアメリカナマズを見つけた。

誰がこんなことを!

本当に酷い釣り人がいる。

そう言えば、阿見町方面の湖岸には、

ビニール袋に入れられた犬の死骸が捨ててあった。

日本人の心が荒んでいる・・・悲しいことである。

 

 

Comments are closed.