その074 人間が一番の悪だってぇことが判ると・・・
さて、それでは最近の舟子の水路のことだよ。
5月の最終週に行った頃は、
毛虫に食われて全滅しちゃうんじゃないの?
と思っていたヤナギだったが、すっかり回復していたよ。
凄いねぇ・・・植物って!
毛虫たちに食べられる算段をして葉をつけているのかね?
先月見たときは、殆ど枯坊主状態だったヤナギの木が、
いつの間に復活していたんだからな。
これには正直言って驚いたね。
完全復活とまではなっていないのだが、80%以上は回復だ。
恐れ入谷の鬼子母神だよ。
長い年月の経過が、ヤナギに身を守る術を持たせたんだな。
やはり、経験に勝る学習と知識の蓄積は他に類を見ない・・・てぇことだな。
ところで、植物も経験することで学習していくのだろうか?
答えは、もちろんYesである。
じゃなかったら、今まで生き延びてこられないよ。
在来種の強みっててぇのは、そういうところだ。
幾度となく絶滅の危機を乗り越えて現在に至っている。
淘汰されるべく種は、遠の昔に滅びているんだな。
今残っている在来種は、生かされるべくして残っているてぇことだ。
だから、今後も強かに生き抜いていくんだろうなぁ。
人間が化学的汚染を地球に垂れ流さなければ・・・。
そう、全ての悪は人間に帰結するんだよ。
自然の生き物は他の生き物を無暗矢鱈に殺さないからなっ。
そう考えると、滅びるべきは人間なんだな。
しかし、俺も人間だ。滅びたくはないよ。
だから、自然と融合譲歩しながら生きて行こう。
この水路と共に、そして慎ましやかに。