その089 限りある資源
嬉しいねぇ。
とっても効果的だとミムーが言っていた。
確かに、見てくれは良くないけれど、
熱中症にならないことが一番の優先事項だからなっ。
事務所が暑くならなければそれで良い!
資金が潤沢になったら新しいエアコンを取り付けようね。
このサンシェード同様に、トーナメントでプールを用意して、
一竿堂の昭君が運んでくれたペットボトルの氷で、
32℃の霞ヶ浦の水の水温を28℃まで下げるてぇ試みだって、
バスが熱中症で死なないための方策だよ。
一尾でもバスを生かして元気にリリースする。
バス釣りでこの世の中を変えようとしている俺たちバスアングラーの、
心意気であり、心構えでもあるんだな。
基本的に淡水海水を問わず、30℃以上の水温は魚たちに取って適正ではない。
辛く苦しい状況なのである。
それは高水温による酸素量の減少も影響している。
水温が1~2℃程度であれば、1ℓ当たり15㎎ほどの酸素が溶け込んでいるが、
水温が30℃を越えてくると、酸素量は半減して7㎎程度になる。
これに、魚たちの新陳代謝も加算されるので、
高水温期の酸素量は大幅に減少するのである。
さらに、プランクトンなどの微生物が沢山含まれている霞ヶ浦の水では、
その微細な生き物たちも生き延びるために酸素が必要なのである。
そこで、バストーナメントでブラックバスを生かしたままリリースするには、
夏場の適水温である26~28℃をキープする水槽が、必要になるんだよ。
釣るだけの釣り人じゃ、駄目駄目だぜっ。
バスを生かすための努力、バスアングラーであるなら励行すべきである。
水温を下げる。酸素を供給して溶存酸素量を増やす。
広い水面を確保する・・・など、
アングラーの一人ひとりが熟考してバスを守って欲しいのである。
限りある資源を守って行こう!