その212 水生植物のある風景
いよいよ2019年も押し迫ってきたね。
俺もふぅ~・・・と言う感じの昨今である。
溜め息は命を削る鉋ぁ~と言う・・・だから溜め息はつかない方が良い。
そう言えば、今年の10月に、
とある水路でアサザらしき植物を見つけた。
おそらくアサザだと思う。
条件さえ揃えば幾らでも増える植物なのであるが、
霞ヶ浦の本湖では定着しない。
その昔は季節になると一面がアサザ畑になるほどに群落していたが、
今では跡形もない・・・何故だろう?
除草剤などの農薬の影響だろうか?
藻を枯らす薬剤も販売されているそうだ。
これらの薬剤を田圃に撒いたり、家庭菜園やガーデニングで使ったり、
ゴルフ場で散布したりして、そのまま土中に染み込んでから、
霞ヶ浦に流れ出てしまったら・・・霞ヶ浦の植物は枯れてしまうよね。
当たり前のことが何故判らないのだろう?
だからこそ、直接流れ出ないように雨水を集める側溝の水も、
下水処理場できちんと処理をしたり、田圃からの排水ならいったん溜めて、
陽の光に晒して沈殿させてから、霞ヶ浦にへ流すようにすれば、
毒は相当に解毒される筈である。
その証拠に、小池栄湖を代表に田圃の毒水が入り込まない水域では、
水生植物は元気モリモリなのである。
増えすぎた感のある水生植物を間引くのに、
散々な苦労を強いられるのである。
キショウブは外来種である。
いま、相当な勢いで霞ヶ浦に増えている。
が、誰も何も言わないのは見た目に菖蒲と判るからであろう。
ミズヒマワリとは一線を画す処遇である。
俺的には外来種さえも育たない水域に成り下がる前に、
霞ヶ浦への排水処理を考えて欲しいのである。
同時に、除草剤や殺虫剤などの農薬の使用を控えたり、
無毒化して欲しいのである。
願いはただ一つ・・・霞ヶ浦に健康な水を!