その222 新型肺炎コロナウィルスに負けるな!
昨年は3回出動した。
今年は何回になるのだろうか?
小さい防塵挺身隊(通称・ミニ防塵)のことである。
非公式に開催される防塵挺身隊の清掃活動で、
今までは台風や大型低気圧による出水時に、
流れ溢れ岸に漂着したゴミを回収していた。
が、今回はコロナウィルスによるパンデミックで、
あちこちのイベントが中止や延期、無観客での開催という状況下
我等が防塵挺身隊の第93回目の出動も中止となった。
で、ミニ防塵を開催しましょうという隊員からの熱い要望で、
有志によるミニ防塵を開催することになった。
ミニ防塵と言うのは文字通り少人数での清掃活動で、
少ない時には2名とか、多くても15名程度のメンバーによる清掃活動だ。
が、ミニ防塵とは言っても拾い集める量は半端ない!
一人ひとりがゴミ拾いのエキスパートだからである。
昨年の12月14日に阿見町大室の湖岸線で行ったときのゴミの回収量である。
この表から見ると可燃ゴミが70袋にペットボトル11袋で合計81袋になる。
ペットボトルは45ℓの袋に概ね50本入るので、550本を回収した勘定だ。
不燃ゴミは缶3袋と瓶4袋の他に4袋の金属系のゴミで11袋になる。
瓶の中には栄養ドリンク瓶が180本あった。
さらに、粗大ゴミが・・・山盛りだぜ。
この量をたったの15人が、2時間の活動で拾いあげたんだ。
なんとも凄いことじゃねぇの!
それでも拾いきれないってことで、
後ろ髪を引かれたり、悔しがったりする連中なんだよ。
本当にすごいと思う。
45ℓの袋に92袋ものゴミを僅か15人が2時間で拾い上げたんだ。
本当に凄いよな。
でも、それだけゴミがあった・・・と言う嘆き悲しい現実もあるのだがね。
ゴミの不法投棄を無くしたい。
そりゃ切実に思うことだよ。でも、誰も何もしようとはしない。
意見は述べるくせに自分たちで動こうとはしない。
政治の中枢にいようと、資金をたんまり持っていようと、
自らは動かないのが金持ちと権力者なのである。
だから俺たちは自分たちの出来るゴミ拾いをしている。
バスフィッシングを守りたいから霞ヶ浦のゴミを拾っているのである。
ある会合で「バス釣りがしたいからゴミ拾いしているんだろ!」
と言われたので「その通りです」と答えた。
「バスがいなかったらゴミ拾いはしないんだろ!」
とまた聞かれたので「御明察です」と答えた。
俺たちのゴミ拾いはバスフィッシングありきなのである。
そんな不純な動機であっても、
25年近くも続けていると理解してくれる人がいるもんで、
今では行政や一般企業の皆さんも協力してくれるようになった。
ありがたいことである。
てぇことで、巷ではコロナが席巻しているが、
俺たちは粛々と開放空間でゴミ拾いだ。
おい、そこ、あんまりくっつくなよ!