罵州雑言

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その202 参加費の徴収について


 

先日の霞ヶ浦クリーン大作戦「53 Pick Up!・秋の陣」には、

沢山のW.B.S.メンバーに参加いただき、誠にありがとうございました。

こうして、みんなで霞ヶ浦湖岸線のゴミを拾うと、

霞ヶ浦への思いを再認識できると思います。

 

バスボートで快適に走れて、

皆で競うことのできるバストーナメントを開催出来る霞ヶ浦が、

茨城県にあって良かったなぁ・・・と言う気持ちをね。

 

釣りをするだけなら誰にでも出来ることです。

が、釣り場を守るための行動をするとなると、

やはり心の中に大いなる志がないと無理ですね。

ましてや、参加費を払ってゴミを拾うなんてぇ活動はね!

 

で、参加費を皆さんから徴収しているのは、

ただ単にゴミの処理費用を算出するためです。

また、参加いただく皆さんの傷害保険料です。

どこかのお大尽や篤志家がいて、

ポンと300万円ほど寄付していただけるのであれば、

参加者の皆さんから参加費を徴収することもないのですが、

そんな奇特な方はまずいらっしゃいませんのよ。

 

で、300万円ほどの活動資金をどうやって集めるか?

になると、参加費の徴収が否応なく必要になるのですね。

同時に、釣り具業界をはじめとした関係企業様や、

環境諸団体様に寄付をお願いするようになるのです。

それとて300万円はとても程遠い金額なんです。

 

毎年、毎回、集めて処理されるゴミの量は減っております。

が、ひとたび大きな台風でも来ようものなら、

近隣から流れ込むゴミがあっという間に増えてしまいます。

プラゴミ削減・・・なんてぇ法の整備をしましたが、

僕的にはゴミ拾いを推奨して褒賞金を出した方が早いと思いますね。

 

 

 

今回も大型コンテナ車に満載のゴミが集まりました。

残念ながら拾いきれないゴミがまだまだありました。

今年は台風が来なかったので、ヨシ原がそのまま残されているために、

藪の中のゴミを拾えなかったのですよ。

それでもこの量、総重量は1770㎏でした。

 

 

 

僕たちのゴミ拾いでは、湖岸に落ちているありとあらゆるものを回収します。

リサイクル法を無視して捨てて行くリサイクル家電も回収の対象です。

市町村のゴミ処理場では処理できない古タイヤや、

消火器などもすべてのゴミを処理して貰っています。

お引き受けくださる高橋商事(株)様に感謝です。

http://www.cleanup-recycle.co.jp/jp.html

 

ゴミを拾ってもそのゴミを処理するのには資金が必要です。

ロハ(無料)で出来ることなんか、世の中にはほぼありませんよ。

ゴミ拾いをするならその処理費用ぐらい自分たちで賄いましょう。

じゃなかったら、ボランティアだなんて偉そうに言えませんからね。

拾ったゴミの処理までを責任を持って行う・・・これが奉仕の心です。

 

今回のゴミの処理費用は20万円弱でした。

その他に、テントやテーブルのレンタル料、必要小物の用意、

そして、今回は新型コロナ感染予防対策グッズの用意もありました。

普通にイベントを行うとき、最低でも動員数の1万倍の資金が必要です。

つまり、今回の参加者300人であれば・・・やはり300万円ですね。

諸々の費用を組み込むとこんな感じだと思います。

 

ですから僕たちのイベントを100万円で・・・となると、

そりゃ、もうボランティアの人をたくさん募る必要があるんですね。

東京オリンピックでの経費は2兆円越えで、追加が1兆円ほどらしいです。

なんだか想像もできない経費ですね。

僕たちもやりますか? ゴミリンピック!

 

それよりは、皆さんにゴミの処理費を負担していただく、

現在の方法がベストですよね。

 

さて、スポンサー様の獲得に来年も奔走します!

W.B.S.の選手の皆さんも心掛けておいてください。

現金協賛が一口1万円で、何口でもお受けいたします!

 

 

 

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