その269 2021年W.B.S.プロチームトーナメント
皆さんのお力添えやご支援があって、
2021年の最初で最後のW.B.S.プロチームトーナメントが開催でき、
無事に閉幕されました。ご協力くださいました皆さん、ありがとうございました。
今回のトーナメントだけは、どんな横槍が入ろうとも開催するつもりでした。
そこで、先に早逝した小田島悟選手のメモリアルと冠しました。
背水の陣でした。
幸いなことに9月下旬ごろから新型コロナウィルス感染者が減少し、
10月になると各地の緊急事態宣言なども解除されて、
開催できる運びになりました。神憑り的でしたね。
きっと天国のオダジーが策を講じてくれたのだと思います。
10月17日のトーナメント当日は、冷たい雨が降る中での開催でした。
これもきっとオダジーが残してくれた試練なのでしょう。
今後もトーナメント開催に当たっては、様々な困難が立ちはだかるでしょうが、
そんな障害に負けずに霞ヶ浦のバストーナメントを残してくださいと言う、
オダジーからのメッセージだと思いました。
トーナメント会場には愛用していたバスボートの前に献花台が設けられ、
献花台にはオダジーの遺影や愛用のタックル、ユニフォームが飾られました。
選手や関係者、スタッフの一人一人が、オダジーへの思いを込めて献花しました。
オダジーのいないバストーナメントは淋しいものでした。
いつもいる顔がいないのは、なんかスッキリしませんでした。
でも彼が残してくれた霞ヶ浦の釣り「オダジーは二度流す!」は、
きっといつまでも霞ヶ浦バスアングラーの心に残る筈です。
合掌
この心に残るトーナメントを制したのは、
5尾4440gを持ち込んだ富村貴明/のっぴ~チームでした。
風雨を凌いで機転を利かせて見事に優勝の栄冠を手にしました。
おめでとう! 心からの祝福を送ります。
富村選手とは彼が子どもの頃からの付き合いで、
その昔に僕が主催していた中高生のバスアングラーの団体、
BBC(Big-Barrow Bassmaster Club)のメンバーでした。
そんな彼の初優勝に僕の喜びは一入です。
長く続けていると、いろんなことがあります。
戦友を失うこともあるし、古い釣り仲間と再会できることもあります。
すべてバスフィッシングを続けているからですね。
特定外来生物法が施行されたときに、
「バスフィッシングやめるな!やめたらそれが敗北だ!!」。
と言う言葉を皆さんに送りましたが、
その真意を自分自身が感じたトーナメントでした。
オダジーのバスフィッシングを胸に、
そして夢見る優勝に向かって選手の皆さん、来年はフル開催しましょうね。
最後に、ジジイのケツを押してくれたハシタクに感謝です。