その090 良い季節だからこそ・・・・・・
目青葉山不如帰初鰹・・・・・・いやぁ~、良い季節になった。
18~25℃が過ごし易い気温と言われているが、
今がまさにその季節だな。
霞ヶ浦の湖岸線も種々の緑で彩りも鮮やかだ。
春霞の掛かった霞ヶ浦から筑波山を見上げれば、
朧気に見える筑波山は一層に神秘的である。
こんな風景、あと何回見られるかなぁ・・・・・・。
そんなことを思いつつ、ルアーを投げている。
が、魚からの気配は届かない。
ふと足元を見ると、
飲み終えたユンケルの瓶が捨ててあった。
それもご丁寧に箱詰めにしてあるんだよ。
持って帰って処分すれば霞ヶ浦のゴミにはならないのに、
こうしてポイ捨てし行く輩が後を絶たない。
なんでだろう?
消費は美徳・・・・・・なんてぇことが言われた昭和世代にとっては、
その当時の国の施策があまりにもお粗末だったと顧みる。
そう言えば、俺たちよりも10歳前後の年齢が一番ダメな世代である。
そんなジジイ達に育てられた今の30~40代は、
知らぬうちに消費は美徳を受け継いじまった。
もうそろそろ、その悪習を解き放ち、
昔ながらの謙虚で質素な日本人に戻ろうぜっ。
俺たちの次世代には、
縄文時代から延々と残っている日本人の魂を授けたい・・・・・・魚釣りを通じて。
そう願っているんだ。