その112 土浦市田村のホソの地獄絵
本日は霞ケ浦環境科学センターに於いて、
霞ヶ浦水辺ふれあい事業実行委員会による
「水生生物とのふれあい事業」が開催される。
ヨシ笛を作ったり、メダカの観察をしたり、
さらにはカブトムシの幼虫掘りなどのフィールドワークを、
子どもたちと一緒に行うお手伝いである。
この霞ヶ浦水辺ふれあい事業実行委員会は、
国、県、市町村、流域の団体、企業が一緒になって、
霞ヶ浦の水質浄化の啓発活動を行っている。
かれこれ、17年になるかな?
思えば長いこと続けて来たなぁ。
まぁ、この会のお陰で、霞ヶ浦に関わっているいろんな人たちと
知り合うことが出来たのであるがな。
何事も長く関わらないと形にはならねぇンだなぁ。
長過ぎて苔が生えてしまうこともあるがね。
話は変わるが、昨日、田村のホソに大量のフナやコイの死骸を発見した。
何百、何千という数のフナやコイが死んでいた。
そう言えば、昨日の新聞に境川の水調整水門に、
魚が巻き込まれて大量死・・・・・・なんてぇのが載っていた。
それって、これもそうなのか?
目を覆いたくなる様な地獄絵の光景の中で、
何やら作業をしている人たちがいた。
どうやら死魚を回収しているようだった。
死魚をこのまま放置すると、水質が大幅に悪化するからな。
築堤の天端には、幾つもの大きな黒いビニールが置かれていた。
この中身が死魚なのだ。
暑さと悪臭とオドロオドロシイ光景の中で、
作業する人たちに「ご苦労様!」と心の中で呟き、
市街地へと向かった。
田村のホソは大量の魚の死骸で地獄絵の様な光景だった。
人間が作った水門で魚たちが無意味に死んでいる。
嫌だなぁ。悲しいなぁ。