その139 汝、殺すことなかれ!
今週はアメリカナマズの死骸を見ることはなかった。
コイ釣りの人には釣れなかったのだろうか?
それとも捨てて行かないように・・・・・・
と、お願いしているのが奏功したのだろうか?
その代わりと言ってはなんだが、
ブルーギルやチチブなどの小物たちが捨てられていた。
まったくもって酷い行為である。
ここ数年、霞ヶ浦はタナゴ釣りやテナガエビ釣りの人たちが増えた。
それはそれで嬉しいことなのだが、
困っているのは対象魚以外を陸上にポイ捨てして行く行為である。
ブルーギルやチチブはもちろんのこと、
モツゴやタモロコ、ニゴイなども捨てられている。
なぜ捨てるのかなぁ・・・・・・彼等の心境が判らない。
不要な魚だと扱いがぞんざいになる。
極めつけが陸上へのポイ捨てだ。
対象魚以外の小さな魚でも、魚は魚、命は命なのだがなぁ。
餌釣りをやっていて気がつくことがある。
アカムシを付けて投入すると、
概ねどこでも淡水ハゼ系のチチブやヨシノボリが釣れる。
霞ヶ浦はハゼ天国なのである。
ここで諦めることなく、釣り続けていると、
魚の就餌音を聞きつけて他の種の魚が集まってくるのだ。
それがクチボソだったり、タナゴだったり、ブルーギルだったりする。
で、最終的にはバスやアメリカナマズなども寄って来る。
こんな経験は餌釣りでしか味わえない。
そして、釣りの面白さにどっぷりと浸かる。
魚の命の大切さが実感できる体験である。
汝、殺すことなかれ!