その153 アメリカナマズ
一日が長い。
朝4時にキャストを始め、夜の7時まで釣りができる。
そう、一日が相当に長いのだ。
が、朝のうちは8時まででギブアップだ。
朝日が肌を焼き焦がすように射すからなっ。
夕方は16時を過ぎないと危険である。
これまた西日の猛攻に会う。
が、19時までは釣りができる。
つまり、日中は長いのだが釣りの出来る時間は、
概ね7~8時間ってぇことだ。
朝な夕なに釣りをして、日中涼しい場所でひと眠り。
こんな生活が夏らしい暮らし振りだな。
朝日の歓迎に照らされながら水面炸裂の興奮を体験し、
夕陽の送別に照らされながら水中もんどりの引きを楽しむ。
ああ、楽しや面白や。
アメリカナマズの凄いのは、
いつまでも暴れまくるその必死さ、死に物狂いにある。
60cmを越えたファイターの強さは、
バッドエンドが腹に食い込むほどの引きなんだぜ。
そいつを5尾も掛けた頃には、ルアーは傷でズタボロになるが、
これが勲章、これが誇り、これが自慢だ。
霞ヶ浦には体長1.5メートル、体重40kgって言う
巨大なサイズがいるらしい。
そう、スプリットリングを伸ばすほどの奴がね。
こいつを狙って日参しているが……未だ遭遇出来ていない。
明日か?