その185 厄年
男の最後の本厄年が61歳、前厄と後厄がそれぞれ60歳と62歳だ。
俺はやっと厄が抜けた……文字で書いていると良いけれど、
耳にするとヤバイ語呂だ。
薬が抜けた……と聞こえるからね。
冗談はさておいて、
これで厄から開放だ……と喜ぶのも束の間、
厄には前三年後三年があって、本厄の61歳から三年前の59歳に始まって、
三年後の63歳まで続くってぇのを聞いたんだね。
ええっ! じゃ、本厄の前後5年間ってことかいなっ!!
そうか、それで指を車のドアに挟むなんてぇ怪我をしたのか。
でもね、これが最後の厄かもしれないな。
そう言えば、2011年の60歳の時には落水したなっ。
九死に一生を体験したよ。
そう、思い出して行くとヤバイことに遭遇していたこの5年だった。
今年を無事に乗り切ることが出来ると、
本当に厄から開放されるのだろう……そう考えるとニャッと出来る。
雨の日に香取神宮を参拝した。
雨の神宮……アメイジング・グレイス?
素晴らしき閃き、そして響きだね。
我ながら感心、安心、全身、電信!?
自分では強い精神(こころ)を持っていると思うのだが、
やはり最後は神頼みである。
無信心で無宗教、無教養ではあるけれど、
祈りや願いは無駄にはならない。
さぁ~て、今年も残すは4ヶ月弱だ。
これを無事に切り抜けることが出来れば、
万事往来ってことですな。
あっ、蛇足ながら……この往来って本当は英語のAll Rightなんだよ。
つまり、万事オーライって書くのが正しい。
Everything all right、全て大丈夫だよってことなんだな。
で、これを漢字にするなんざぁ、とっても面白いねぇ。
で、漢字で書いた場合はちょっと意味が違って、
物事の全ては行ったり来たり……これが万事往来の意味である。
去るものは追わず、来るものは拒まず。