罵州雑言

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その204 イタチごっこ


 

どんぶらこっこどんぶらこ・・・・・・霞ヶ浦にはいろんなものが流れている。

多くが不法投棄の異物だ。

そう、水域にあってはいけないもの、似合わないものをこう呼ぶ。

異物の不法投棄!

 

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先日、水面に浮いている大型テレビを発見した。

一人ではどうにもならないので、そのまま帰路に就いた。

誰か若い衆が来た時に回収する予定である。

 

ゴミを拾う、また誰かがゴミを捨てる。

それをまた拾う、また捨てられる・・・・・・確かにイタチごっこの様ではあるが、

拾わなければゴミはそのまま堆積して行くだけである。

プラスチックなどの人工的な物質は、

腐ったり分解されることなく、泥や砂に埋もれるだけである。

 

無機質な物質に埋め尽くされた水中や土壌には、

生き物たちの棲み家がない。

動植物が溢れるような世界が存在しないのである。

釣り? もう無理だね・・・・・・そんな答えが返ってこないように、

イタチごっこの様であっても水辺の清掃活動を続けることが大事だ。

 

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だがね、こんなゴミは勘弁だ。

船溜りのスロープにある白っぽい塊、ぜぇ~んぶハクチョウの糞だよ。

写真に写っているハクチョウ一羽ではなく、

数羽のハクチョウによるものだ。

 

近隣住民が餌をやるからハクチョウが増えるんだな。

美味しい餌を食べられるものだから、繁殖も上手く行くんだ。

すると、あっと言う間に10羽ほどになる。

で、糞が増えるてぇ訳だな。

 

ハクチョウにやるのも、野良猫にやるのも餌やりに変わりはない。

そんなことで自然を守っている・・・・・・なんてぇことを言われたら、

マジで腹が立つ。

水辺にお住まいの皆さん、ハクチョウに餌をやる暇があったら、

ペットボトルや空き缶の一つも拾ってくだせぇよ。

たとえイタチごっこと誰かさんに謗られようと、

それが自然を守ることに繋がるのですから。

 

 

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