その214 次世代を育てる!
昔話である。
俺がBBCと言う中高生の釣りクラブを作ったのが、
1981年だった。そう、まだ30歳の時だったなぁ。
アメリカのB.A.S.S.の三大基本姿勢には、
トーナメントによる釣り技術の向上、
釣り人による釣り場環境の保全、
釣りによる青少年の育成と言うものがあって、
彼等の精神を広く日本に根付かせるためには、
少年たちの釣りクラブを創出する必要があった。
で、設立されたのがBBC(Big-Barrow Bass master Club)だった。
日本で初めて設立された少年たちのバスフィッシングクラブは、
日本各地にクラブメンバーを擁することになった。
最盛期のメンバーは200名近くにもなった。
同日同時間に異なる釣り場で釣り大会を催し、
釣ったバスの写真を本部に送るフォトトーナメントが、
年に一回開催された。
関東地区のメンバーは相模湖や河口湖、精進湖などで
バスオブジャパンのメンバーと同船し、
トーナメントに参加できた。
概ね一泊二日のトーナメントで、初日にレクチャーを受け、
翌日の早朝からトーナメント言うスタイルだった。
先日、そんな当時の思いを彷彿とさせるシーンに出会った。
先日開催されたW.B.S.プロクラシックの最終日、
土浦新港でオカッパリ釣り大会、グラチャンが開催された。
そのグラチャンに沢山の子どもたちが参加していたからである。
久し振りに釣りをする子どもたちに出会った。
何だか、嬉しくなった。
中学生だった赤羽修弥や小学生だった村川勇介を思い出した。
そう、そう、成田紀明もいたな。
あれから30年以上が経過して、皆さん立派なバスプロである。
嬉しいのはバス釣りを続けているという事実である。
この日の子どもたちの30年後・・・・・・俺は生きてはいないだろうが、
赤羽修弥や成田紀明、村川勇介たちが健在で、
彼等を見守ってくれる筈である。
歴史ってこうして作られて行くんだぜっ。
みんなで育てておくれ、若きバスアングラーを!!