その233 温暖化か?
アマガエルを狙って青大将がFish村に来ていた。
俺はそれを知らずに踏んづけてしまった。
驚いたのは俺はもちろんだが、踏まれた青大将の方だったな。
一目散で逃げて行こうとしていた。
待て、待て、待て・・・・・・。
青大将の尻尾を捕まえてバケツの中に入れた。
最初は口を大きく開き威嚇をしていたが、
そのうちにおとなしくなった。
青大将は性格の優しいヘビである。
容姿に似あわず好戦的でないのが良いね。
たまたまカミさんがFish村に来ていたので、
こんな間近でヘビを見たことがないだろうから、
カミさんを呼んで見せてあげた。
カミさんは恐る恐るバケツを覗いていた。
ヘビも近づく冬に備えてねぐら探しだろう。
それにしても陽気が変である。
ここ数日、日中は夏のような日差しである。
小春日和よりも遥かに暑いのだ。
温暖化? 何でもそれで片付けてはいけない。
もっと様々な理由でこの気象状況なのだろう。
地球温暖化の一番の原因は、人間生活の便利さにあると思う。
電気、ガス、石油などなど、便利さを追求するために、
これらを湯水のように使っているのだから、
温暖化も進むよね。
その温暖化によって自然環境が変化しているのに、
そこには誰も触らないで外来種による侵略ばかりを事細かに叫ぶ。
なんでだろう? その昔流行ったテツ&トモではないが、
大きな声で何度もそう言いたいね。
「なんでだろう? なんでだろう?」。
そんな疑問を抱えつつ、今日も霞ヶ浦の湖岸線を歩いた。
水位の上昇と強風による波の浸食で砂浜が削られていた。
夏まではなだらかだった砂浜の砂が流され、大きく段差がついていた。
水際までせり出していたヨシの根が大きくさらわれ、
遥か彼方に流されていた。
大雨、大風、台風に優るとも劣らない荒天が、
霞ヶ浦の植物に変化をもたらす。
ああ、人間の知恵や力のなんたる小ささよ。
さて、本日は明日開催される「53 Pick Up!」の準備である。
53実行委員の皆さんと一緒に、下ごしらえをしている。
で、明日は皆さんのお越しを、
会場の霞ヶ浦総合公園・水郷体育館で待っているからね。
どうぞ宜しく!
温暖化の阻止なんざぁ政府のお偉いさんに任せて、
俺たちは俺たちなりの活動、水辺の清掃活動だぜっ。