その284 霞ヶ浦に係わる
霞ヶ浦に移り住んでかれこれ23年が経過した。
その間に霞ヶ浦をより良い姿で後世に残すための努力をしてきた。
と言うよりも、霞ヶ浦のバスフィッシングを
次代に伝えるための作業をこなしてきた。
何故、こんなことに夢中になったのだろう。
ただ単にバスフィッシングだけを楽しんでいれば良かったのに・・・・・・。
考えれば、余計なお荷物を背負いこんだんだな。
W.B.S.をスタートさせたのだって、
本場アメリカのようなバストーナメントの開催を願ってのことだった。
しかし、バスアングラーの多くは、
ただ単にバス釣りや競技が出来ればよかったんだな。
だから、どこの誰がトーナメントを開催しても、
多くの人がそれに飛びつき、群がった。
それは今でも変わりない。
しかし、競技会と言うものは、
厳正で厳格なルールの元に行われるべきであって、
これが有耶無耶にされるとスポーツとは言えないのである。
野試合なら何でも構わんがね。
そんなスポーツとしての思想でW.B.S.はスタートしたのである。
W.B.S.を通じて霞ヶ浦に係わってから、かれこれ25年が経過する。
今ではW.B.S.を離れてNPO水辺基盤協会の専任をしているが、
心の奥底にはバストーナメント=スポーツの理念がある。
だから、W.B.S.の選手の皆さんを始めとして、
霞ヶ浦でバスフィッシングを楽しむ皆さんには、
釣りをただ単に楽しむだけではなく、
釣り場を守る意識を持ち続けて欲しいのである。
昨年、河川協力団体の指定を受けた。
また、霞ヶ浦北浦湖面利用協議会の委員委嘱も受けた。
どんどんバストーナメントから遠くなるが、
全ては霞ヶ浦のバスフィッシングを守るためである。
ああ、心行くまでバス釣りがしてぇなぁ・・・・・・これが本音だな。