その328 温度変化
暖かくなったねぇ。
水温も一気に2℃ほど上昇した。
このところの陽気が影響しているんだな。
そう、本湖の表水温は10℃近くにまで上昇したんだ。
が、昨日と一昨日の雨は冷たかった。
一昨日は霙まじりだった。
でも、水温はそれほどは下がらない。
水の量が多いってこともあるが、
水温の変化って極めてゆっくりなのである
で、水温計を使って表水温を計っていると、
面白いことが判るもんである。
コンクリート護岸の急深の場所よりも、
砂浜のような緩傾斜の場所の方が水温が高いのである。
その日の天気によってだが2℃も違う場合がある。
前の写真の水温計の温度は、
コンクリートでガッチリ固められた湖岸の水温で、
12℃あったのはこの写真の水中林のある砂浜である。
春の早期からバスがシャローに向かうのは、
この水温上昇も影響しているのだろう。
もちろん、バスに限らず小さな生き物たちの動きも活発になる。
その代表例がプランクトンで、彼等の活性が上がるんだ。
水温の上昇に伴って、
それまで休眠状態だったプランクトンの動きが高まる。
それに呼応するように小さな魚や甲殻類たちも動き出す。
さらに、それらの小生物を餌にする生き物たちも活発化する。
樹木が芽吹いたり、水中が賑々しくなるのは、
日照時間の延長による温度の上昇の影響が大きいのである。
水温の変化による生物の動向変化、
じっくり腰を据えて水を見つめていると見えてくるよ。
この動向が少しでも判るようになると、
バス攻略の作戦が立てられるようになる。