その341 温度差
春とはいえ、温度差10℃は厳しいね。
昨日、午後3時を過ぎたあたりから急に冷え込んだ。
風も南東から北東に変わって厳しい寒さが吹き込んできた。
しかし、小池栄湖の生き物たちは確実に成長している。
カエルの卵が寒天質の幕を破いて出ようとしている。
棒寒天のようだったのが崩れ始めているんだ。
日当たり良好な場所だから成長も早いのだろうね。
去年の卵は随分と死んでしまったが、今年の卵は生きのびそうだ。
それにしてもこの卵が全部孵ったら・・・・・・何匹になるだろう?
気が遠くなりそうだけれど、自然界ではそうは問屋が卸さないんだな。
オタマジャクシがカエルになるまで相当な試練があるのだろう。
たとえカエルになれたとしても、その後にも苦労はついて回る。
野生の生物にとって、生き長らえるのは大変なことなんだよ。
そう言えば、タニシも水温の上昇に伴って、
水面近くにまで登って来ていた。
彼等も陽の光を求めるんだな。
餌となる植物プランクトンや藻が、浅場の日当たり良好エリアに多いからだ。
全ては餌によって巡っている。
タニシが増えたら味噌煮や醤油煮にして食べようと思っているのだが、
食べられるほど増えていない・・・・・・と思っていたら、
水が動き始めたら結構な数がいるじゃないの!
う~ん、今年はいけるかもしれないな。
タニシの味噌煮で冷酒をキュッ・・・・・・江戸のツマミであるな。
そう言えば、ザリガニを食べていない。
一時期、増えすぎたので皆で釣り上げて湯掻いて食べたら、
その翌々年からガクッと減って前ほど釣れなくなった。
やはり、野生の生き物にとっては人間が一番の圧力なんだな。
だからこそ、生態系を考えるときに人間を入れなさいよ。
じゃないと、片手落ちだよ。
その上で、どのような生物を守り育てていくかを考えるべきである。
最近のメディアは本末転倒だからな。
釣り人と温度差がありすぎだよ!