その366 トチカガミ
いやぁ~、参った。
本日の罵州雑言、すっかり遅くなってしまった。
もしかしたら今日は休み?
そんな風に思ってしまった読者もいると思うが、
本当に申し訳ない・・・・・・休まないんだ。
ごく普通に見られる浮葉植物である。
白い可愛らしい花を咲かせる。
てっきり在来種かと思っていたら、
大昔に大陸から持ち込まれた外来種であった。
いやぁ~、知らないもんだねぇ・・・・・・外来種の知識。
そのトチカガミが増えているので、これも植栽する予定である。
その昔の霞ヶ浦には繁茂していた筈だからである。
霞ヶ浦の主たる浮葉植物と言えば、
アサザ、ガガブタ、そしてこのトチカガミであろう。
他にハスやヒシ、オニバスなどがある。
これ等の浮葉植物の他に、沈水植物や抽水植物、
さらには潅木などが一体となって繁茂している水辺は健康的である。
しかし、どれか一つが欠けていたり、
まったく無いとそれは不健康な水辺と言えるだろう。
そこで、霞ヶ浦に水草を増やすための事業を細々と行っている。
これがトチカガミの殖芽である。
トチカガミはこの殖芽に姿を変えて冬を越すである。
水温が温む頃から芽を出し、根っこを出し、水底に根を張って行く。
やがて茎が伸びて葉が開きそうになると、いよいよ安定期である。
栄養分が多ければ、下の写真の用に葉が開く直前まで進む。
ここまで育てば、あとは植栽するだけ。
でもね、一番難しいのが場所の選定だな。
流されない場所とか、流れても大丈夫な場所とか、
場所選定が相当な難問なのである。
落ちて流れて流れて落ちて・・・・・・どうせ私は流れもの!
こんな風にお気楽に出来れば良いのだが、
そうはイカの○玉だからね。
あくまでもお上品に! 頼むよぉ~。
ここまで上手に育ててくれるとありがてぇ。
植栽とは言っても、ただ単に殖芽をまくだけなので・・・・・・。
試験植栽ではマットサンドにしたエビモを数か所入れたが、
今回は12月の時と同様に蒔くだけである。
でもね、葉が出ている分早いと思われる。
期待している。